みなさま
次回(第80回)の第2言語習得研究会(関東)の日程をお知らせいたします。
同時に、次回の研究会での発表者を募集しております。
第80回第2言語習得研究会(関東)の日程;
次回は2012年2月18日(土)です。
午後1時半からお茶の水女子大学にて予定しております。
(発表者数により、開催時間は変更される場合がございます。)
詳細につきましては、後日改めてご案内申し上げます。
発表者募集;
第二言語としての日本語、英語などの習得研究及びその関連領域であれば発表が可能です。
発表は質疑応答を含め、45分程度です。
各大学でご活躍の諸先生方、大学院生などの貴重なコメントが受けられます。
発表は、会員・非会員を問いません。
但し、発表希望多数の場合は、選考をして発表者を決定させていただきます。
発表をご希望の方は下記の項目を記載したものをE-mailで事務局宛にお送りください(1月16日締切)。
こちらから折り返しご連絡いたします。
(1)発表題目(簡単な内容説明400字以内を添える)
(2)氏名(ふりがな併記)
(3)所属(大学、日本語学校、研究所名など)
(4)職名(非常勤講師、大学院生など)
(5)連絡先(E-mail、電話番号、ありましたらFAX番号)
e-mail: sla.kanto.ocha[at]gmail.com
スパムメール防止のため、[at]を@に変えて返信してください。
ご応募お待ちしております。
第9回SLA読書会のお知らせ
会員の皆さま
SLAの文献を読む読書会を、次回は以下の通り行います。
ご興味のある方は、ぜひご参加ください。
ハンドアウトの用意等のため、参加ご希望の方は、
大関(hiromi_55jp[at]yahoo.co.jp)までご連絡ください。
(スパムメール防止のため、[at]を@に変えて返信してください。)
■日時:11月19日(土)13:30~
■場所:お茶の水女子大学
文教育学部1号館1階、多目的室(グローバル教育センター左となり)
http://www.ocha.ac.jp/access/campusmap_l.html
(地図4の建物です)
大学へのアクセスマップ
http://www.ocha.ac.jp/common/image/access_map2.jpg
土曜日は、正門(東門)しか開いていませんので、
最寄り駅は丸の内線の茗荷谷駅になります。
有楽町線の護国寺から近い門は開いていませんので、
ご注意ください。
(護国寺駅から正門まで歩くのは、結構遠いです)
■読む論文
Shintani, N. and Ellis, R. (2010).
The incidental acquisition of English plural –s by Japanese children in comprehension-based lessons: a process-product study.
Studies in Second Language Acquisition, 32, 607– 637.
comprehension taskのほうがproduction taskよりproductionを促進した、という研究です。
さらに、Wug test(instructionの中で出てきたitems以外にもルールが適用して産出できるかを見るテスト)までできた学習者は少なかったけれど、
少数ながらできた学習者は、comprehension taskの群だった、という結果が得られています。
子どもを対象としたものではありますが、理論的にも興味深い結果だと思います。
また、日本での子どもへの英語教育現場で取られたデータですので、
英語教育系の方にとっては、特に興味深い研究かと思います。
↓ここでダウンロードできます
http://www.peterbeech.com/LING1014/resources/Shintani.pdf
ご参加お待ちしております。
SLAの文献を読む読書会を、次回は以下の通り行います。
ご興味のある方は、ぜひご参加ください。
ハンドアウトの用意等のため、参加ご希望の方は、
大関(hiromi_55jp[at]yahoo.co.jp)までご連絡ください。
(スパムメール防止のため、[at]を@に変えて返信してください。)
■日時:11月19日(土)13:30~
■場所:お茶の水女子大学
文教育学部1号館1階、多目的室(グローバル教育センター左となり)
http://www.ocha.ac.jp/access/campusmap_l.html
(地図4の建物です)
大学へのアクセスマップ
http://www.ocha.ac.jp/common/image/access_map2.jpg
土曜日は、正門(東門)しか開いていませんので、
最寄り駅は丸の内線の茗荷谷駅になります。
有楽町線の護国寺から近い門は開いていませんので、
ご注意ください。
(護国寺駅から正門まで歩くのは、結構遠いです)
■読む論文
Shintani, N. and Ellis, R. (2010).
The incidental acquisition of English plural –s by Japanese children in comprehension-based lessons: a process-product study.
Studies in Second Language Acquisition, 32, 607– 637.
comprehension taskのほうがproduction taskよりproductionを促進した、という研究です。
さらに、Wug test(instructionの中で出てきたitems以外にもルールが適用して産出できるかを見るテスト)までできた学習者は少なかったけれど、
少数ながらできた学習者は、comprehension taskの群だった、という結果が得られています。
子どもを対象としたものではありますが、理論的にも興味深い結果だと思います。
また、日本での子どもへの英語教育現場で取られたデータですので、
英語教育系の方にとっては、特に興味深い研究かと思います。
↓ここでダウンロードできます
http://www.peterbeech.com/LING1014/resources/Shintani.pdf
ご参加お待ちしております。
第79回第二言語習得研究会(関東)のプログラムのご案内
会員の皆様
次回第79回第二言語習得研究会のプログラムをご案内いたします。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
◆ 日時; 2011年10月15日(土) 午後1時30分からを予定しております(開場は1時となります)。
◆ 場所; お茶の水女子大学文教2号館302教室
*大学まで;http://www.ocha.ac.jp/common/image/access_map2.jpg
土曜のため、正門(東門)しか開いていません。
正門は春日通り沿いですので、最寄り駅は丸の内線の茗荷谷駅になります。
*学内マップ;http://www.ocha.ac.jp/access/campusmap_l.html
正門(東門)から入って一番遠い11番の建物です。
◆ 研究会参加について:2011年度(4月以降)初めていらっしゃる会員の方は、当日、受付にて年会費の半額 (1000円)をお納めいただきますようお願いいたします。
非会員の方も同様にお納めいただき、入会していただきますようお願いいたします。
なお、4月、6月にお越しくださいました方は、既に会費を納付済みですので、無料となります。
◆研究発表
1.「語用論の視点から見た「~てさしあげる」に関する考察
―映画・ドラマの脚本における使用例と母語話者へのアンケート調査から―」【1:30~2:15】
任麗潔 (にんれいけつ) 早稲田大学大学院日本語教育研究科 大学院生
【要旨】 本研究は、近年公開されている映画(10本)とドラマ(106本)の脚本から収集した使用33例と日本語母語話者20人を対象に行ったアンケート調査を通し、語用論の視点から「~てさしあげる」の使い方を明らかにしたものである。その結果、【1】二者間の「~てさしあげる」は、恩着せがましく聞こえることが多いため、冗談や怒りを表す場面以外は殆ど使われていない。【2】三者間の「~てさしあげる」は恩着せがましさより敬意を表すことが多く、特に①その場にいる外部の第三者に行動を行えと内部の部下に指示・命令をする際、②相手に属する第三者に行動を行えと目上の相手に助言・勧める際に、「~てさしあげる」が最も多く使われる。【3】「~てさしあげる」の使用には、話し手の属性(性別・年齢・性格など)と深く関っている。【4】現代社会における「~てさしあげる」の使用は、減少しつつあるという変遷がうかがわれる。などの傾向が見られた。
<15分休憩>
2.「メタ言語的内省が第二言語習得に与える効果―文章復元タスクによる受身の習得を通して―」 【2:30~3:15】
千葉千恵子(ちばちえこ) 国際交流基金 日本語試験センター 研究員
【要旨】 本研究では、意味重視の「文章復元タスク」に取り入れた「メタ言語的内省」が、日本語の「受身」の産出の正確さを高めることに有益かどうかを調べた。 メタ言語的内省(以下、内省)は、形式への焦点化を促し産出の正確さを高めると言われている。また「受身」は、正確な産出を行うには形式への焦点化が必要とされる。つまり、内省を引き出す処遇は、「受身」の産出の正確さを高める可能性が十分にあると考えられる。 実験では、日本語中級レベルの中国語母語話者を受身の習熟度別に分け、内省を行う群と行わない群に対して処遇を与え、事前・直後・遅延テストでの得点により指導の効果を測った。結果として、習熟度が低い学習者に産出の正確さを高める効果がみられた。特に、考える時間を与えられた産出よりも、時間制限のあるより自発的な産出において効果が明確に現れた。また、この効果は一週間後も持続することが明らかになった。
<15分休憩>
3.「留学による語用論的能力の変化」 【3:30~4:15】
深澤英美(ふかさわえみ) 上智大学大学院外国語学研究科言語学専攻 特別研究員
【要旨】 本研究の目的は3週間~5ヶ月間語学留学した大学生・短大生27名にほめへの返答の口頭談話完成テストを行い、留学前後の変化を明らかにすることである。テストでは「ほめた人(先生/友達)」「ほめられた物(靴/スピーチ)」「自己評価(ほめられた物を自分は良く思っている/思っていない)」の組み合わせで8状況を設定した。まず英語母語話者10名の結果は、ほめを受け入れる返答が多いが自己評価よりもほめた人が誰かによって受け入れるか否かを決めていた。一方、学習者は状況よりも自己評価によって返答し、留学後は前よりも“because”を使ってなぜそう思うかを説明するようになった。これも母語話者にはない返答であった。従って、学習者は留学後でも状況による返答の使い分けが母語話者のようにはできていないと言える。しかし自己評価の説明は、ほめへの同意・不同意によるフェイス侵害行為(Brown & Levinson, 1987)を軽減するための学習者独自の方策であると考えられる。
ご来場、お待ちしております。
次回第79回第二言語習得研究会のプログラムをご案内いたします。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
◆ 日時; 2011年10月15日(土) 午後1時30分からを予定しております(開場は1時となります)。
◆ 場所; お茶の水女子大学文教2号館302教室
*大学まで;http://www.ocha.ac.jp/common/image/access_map2.jpg
土曜のため、正門(東門)しか開いていません。
正門は春日通り沿いですので、最寄り駅は丸の内線の茗荷谷駅になります。
*学内マップ;http://www.ocha.ac.jp/access/campusmap_l.html
正門(東門)から入って一番遠い11番の建物です。
◆ 研究会参加について:2011年度(4月以降)初めていらっしゃる会員の方は、当日、受付にて年会費の半額 (1000円)をお納めいただきますようお願いいたします。
非会員の方も同様にお納めいただき、入会していただきますようお願いいたします。
なお、4月、6月にお越しくださいました方は、既に会費を納付済みですので、無料となります。
◆研究発表
1.「語用論の視点から見た「~てさしあげる」に関する考察
―映画・ドラマの脚本における使用例と母語話者へのアンケート調査から―」【1:30~2:15】
任麗潔 (にんれいけつ) 早稲田大学大学院日本語教育研究科 大学院生
【要旨】 本研究は、近年公開されている映画(10本)とドラマ(106本)の脚本から収集した使用33例と日本語母語話者20人を対象に行ったアンケート調査を通し、語用論の視点から「~てさしあげる」の使い方を明らかにしたものである。その結果、【1】二者間の「~てさしあげる」は、恩着せがましく聞こえることが多いため、冗談や怒りを表す場面以外は殆ど使われていない。【2】三者間の「~てさしあげる」は恩着せがましさより敬意を表すことが多く、特に①その場にいる外部の第三者に行動を行えと内部の部下に指示・命令をする際、②相手に属する第三者に行動を行えと目上の相手に助言・勧める際に、「~てさしあげる」が最も多く使われる。【3】「~てさしあげる」の使用には、話し手の属性(性別・年齢・性格など)と深く関っている。【4】現代社会における「~てさしあげる」の使用は、減少しつつあるという変遷がうかがわれる。などの傾向が見られた。
<15分休憩>
2.「メタ言語的内省が第二言語習得に与える効果―文章復元タスクによる受身の習得を通して―」 【2:30~3:15】
千葉千恵子(ちばちえこ) 国際交流基金 日本語試験センター 研究員
【要旨】 本研究では、意味重視の「文章復元タスク」に取り入れた「メタ言語的内省」が、日本語の「受身」の産出の正確さを高めることに有益かどうかを調べた。 メタ言語的内省(以下、内省)は、形式への焦点化を促し産出の正確さを高めると言われている。また「受身」は、正確な産出を行うには形式への焦点化が必要とされる。つまり、内省を引き出す処遇は、「受身」の産出の正確さを高める可能性が十分にあると考えられる。 実験では、日本語中級レベルの中国語母語話者を受身の習熟度別に分け、内省を行う群と行わない群に対して処遇を与え、事前・直後・遅延テストでの得点により指導の効果を測った。結果として、習熟度が低い学習者に産出の正確さを高める効果がみられた。特に、考える時間を与えられた産出よりも、時間制限のあるより自発的な産出において効果が明確に現れた。また、この効果は一週間後も持続することが明らかになった。
<15分休憩>
3.「留学による語用論的能力の変化」 【3:30~4:15】
深澤英美(ふかさわえみ) 上智大学大学院外国語学研究科言語学専攻 特別研究員
【要旨】 本研究の目的は3週間~5ヶ月間語学留学した大学生・短大生27名にほめへの返答の口頭談話完成テストを行い、留学前後の変化を明らかにすることである。テストでは「ほめた人(先生/友達)」「ほめられた物(靴/スピーチ)」「自己評価(ほめられた物を自分は良く思っている/思っていない)」の組み合わせで8状況を設定した。まず英語母語話者10名の結果は、ほめを受け入れる返答が多いが自己評価よりもほめた人が誰かによって受け入れるか否かを決めていた。一方、学習者は状況よりも自己評価によって返答し、留学後は前よりも“because”を使ってなぜそう思うかを説明するようになった。これも母語話者にはない返答であった。従って、学習者は留学後でも状況による返答の使い分けが母語話者のようにはできていないと言える。しかし自己評価の説明は、ほめへの同意・不同意によるフェイス侵害行為(Brown & Levinson, 1987)を軽減するための学習者独自の方策であると考えられる。
ご来場、お待ちしております。
第8回SLA読書会のお知らせ
皆さま
次回のSLA読書会のお知らせです。
電力のことなどが不透明で、7月の読書会は開催できませんでしたが、
9月は以下の日程で開催したいと思います。
今回は、今までと場所を変えて新宿で開催します。
ハンドアウトの用意等のため、参加ご希望の方は、
大関(hiromi_55jp@yahoo.co.jp)までご連絡ください。
日時:9月13日(火)13:30~
場所:麗澤大学東京研究センター
〒163-1304 東京都新宿区西新宿6-5-1
新宿アイランドタワー4階4104号室
■東京メトロ・丸の内線「西新宿駅」に直結
■都営地下鉄大江戸線・都庁前駅からは徒歩5分。
■「新宿駅」西口から徒歩10分(新宿警察署そば)。
案内図は、このリンク先の下のほうにあります↓
http://rock.reitaku-u.ac.jp/link/traffic.html
★アイランドタワーの敷地内には、
本屋さんなどが入っている低い建物もありますが、
44階建ての高層ビルがアイランドタワーです。
東京研究センターは、高層ビル部分の4階にあります。
高層ビルの入り口を入って、低層階行きエレベーターに乗ってください。
読む論文
Laresen-Freeman, D. (2006) The Emergence of Complexity, Fluency, and Accuracy in the Oral and Written Production of Five Chinese Learners of English. Applied Linguistics, 27, 590-619.
Emergentism(創発主義)の観点からの習得研究特集号の中の1本です。
縦断的なデータを、量的にも質的にも分析している研究なので、
研究手法的にも参考になるかなと思います。
論文が入手できない方は、ご連絡ください。
個人的には、夏休みなので余裕があったら、
この特集号のIntroductionも読んでみようか、と思っています。
↓
Ellis, N & Larsen-Freeman, D. (2006) Language Emergence: Implications
for Applied Linguistics—Introduction to the Special Issue. Applied Linguistics, 27, 558–589.
(こちらは、フリーでダウンロードできます)
http://web.mac.com/ncellis/Nick_Ellis/Publications_files/Language%20Emergence.pdf
では、読書会へのご参加お待ちしております。
麗澤大学 大関浩美
次回のSLA読書会のお知らせです。
電力のことなどが不透明で、7月の読書会は開催できませんでしたが、
9月は以下の日程で開催したいと思います。
今回は、今までと場所を変えて新宿で開催します。
ハンドアウトの用意等のため、参加ご希望の方は、
大関(hiromi_55jp@yahoo.co.jp)までご連絡ください。
日時:9月13日(火)13:30~
場所:麗澤大学東京研究センター
〒163-1304 東京都新宿区西新宿6-5-1
新宿アイランドタワー4階4104号室
■東京メトロ・丸の内線「西新宿駅」に直結
■都営地下鉄大江戸線・都庁前駅からは徒歩5分。
■「新宿駅」西口から徒歩10分(新宿警察署そば)。
案内図は、このリンク先の下のほうにあります↓
http://rock.reitaku-u.ac.jp/link/traffic.html
★アイランドタワーの敷地内には、
本屋さんなどが入っている低い建物もありますが、
44階建ての高層ビルがアイランドタワーです。
東京研究センターは、高層ビル部分の4階にあります。
高層ビルの入り口を入って、低層階行きエレベーターに乗ってください。
読む論文
Laresen-Freeman, D. (2006) The Emergence of Complexity, Fluency, and Accuracy in the Oral and Written Production of Five Chinese Learners of English. Applied Linguistics, 27, 590-619.
Emergentism(創発主義)の観点からの習得研究特集号の中の1本です。
縦断的なデータを、量的にも質的にも分析している研究なので、
研究手法的にも参考になるかなと思います。
論文が入手できない方は、ご連絡ください。
個人的には、夏休みなので余裕があったら、
この特集号のIntroductionも読んでみようか、と思っています。
↓
Ellis, N & Larsen-Freeman, D. (2006) Language Emergence: Implications
for Applied Linguistics—Introduction to the Special Issue. Applied Linguistics, 27, 558–589.
(こちらは、フリーでダウンロードできます)
http://web.mac.com/ncellis/Nick_Ellis/Publications_files/Language%20Emergence.pdf
では、読書会へのご参加お待ちしております。
麗澤大学 大関浩美
第79回第二言語習得研究会(関東)の発表者募集
みなさま
次回(第79回)の第2言語習得研究会(関東)の日程をお知らせいたします。
同時に、次回の研究会での発表者を募集しております。
第79回第2言語習得研究会(関東)の日程;
次回は2011年10月15日(土)です。
午後1時半(発表者3名の場合)、または2時(発表者2名の場合)からお茶の水女子大学にて予定しております。
詳細につきましては、後日改めてご案内申し上げます。
発表者募集;
第二言語としての日本語、英語などの習得研究及びその関連領域であれば発表が可能です。
発表は質疑応答を含め、45分程度です。
各大学でご活躍の諸先生方、大学院生などの貴重なコメントが受けられます。
発表は、会員・非会員を問いません。
但し、発表希望多数の場合は、会員を優先させていただきます。
発表をご希望の方は下記の項目を記載したものをE-mailで事務局宛にお送りください(9月15日締切)。
こちらから折り返しご連絡いたします。
(1)発表題目(簡単な内容説明400字以内を添える)
(2)氏名
(3)所属(大学、日本語学校、研究所名など)
(4)職名(非常勤講師、大学院生など)
(5)連絡先(E-mail、電話番号、ありましたらFAX番号)
ご応募お待ちしております。
e-mail: sla.kanto.ocha[at]gmail.com
スパムメール防止のため、[at]を@に変えて返信してください。
次回(第79回)の第2言語習得研究会(関東)の日程をお知らせいたします。
同時に、次回の研究会での発表者を募集しております。
第79回第2言語習得研究会(関東)の日程;
次回は2011年10月15日(土)です。
午後1時半(発表者3名の場合)、または2時(発表者2名の場合)からお茶の水女子大学にて予定しております。
詳細につきましては、後日改めてご案内申し上げます。
発表者募集;
第二言語としての日本語、英語などの習得研究及びその関連領域であれば発表が可能です。
発表は質疑応答を含め、45分程度です。
各大学でご活躍の諸先生方、大学院生などの貴重なコメントが受けられます。
発表は、会員・非会員を問いません。
但し、発表希望多数の場合は、会員を優先させていただきます。
発表をご希望の方は下記の項目を記載したものをE-mailで事務局宛にお送りください(9月15日締切)。
こちらから折り返しご連絡いたします。
(1)発表題目(簡単な内容説明400字以内を添える)
(2)氏名
(3)所属(大学、日本語学校、研究所名など)
(4)職名(非常勤講師、大学院生など)
(5)連絡先(E-mail、電話番号、ありましたらFAX番号)
ご応募お待ちしております。
e-mail: sla.kanto.ocha[at]gmail.com
スパムメール防止のため、[at]を@に変えて返信してください。
第78回第二言語習得研究会(関東)のプログラムのご案内
会員の皆様
次回第78回第二言語習得研究会のプログラムをご案内いたします。
………………………………
◆日時; 2011年6月18日(土)午後2時からを予定しております(開場は1時30分となります)。
◆場所; お茶の水女子大学文教2号館302教室
*大学まで;http://www.ocha.ac.jp/common/image/access_map2.jpg 土曜のため、正門(東門)しか開いていません。正門は春日通り沿いですので、最寄り駅は丸の内線の茗荷谷駅になります。
*学内マップ;http://www.ocha.ac.jp/access/campusmap_l.html 正門(東門)から入って一番遠い11番の建物です。
◆研究会参加について:参加への事前予約等はございません。当日、今年度の初回の会員様には、受付にて年会費(2000円)をお納めいただきますようお願いいたします。
非会員の方も同様にお納めいただき、入会していただきますようお願いいたします。
◆研究発表
1.「第二言語としての日本語の接続助詞「ケド」の習得について
~KYコーパス分析を中心に~」 【2:00~2:40】
横田敦子(ヨコタ アツコ)お茶の水女子大学大学院生
【要旨】
本研究は、第二言語習得過程においていかに語用論的な言語能力を身につけるかという問いの一端を明らかにすることを目指し、日本語の接続助詞ケドのもつ談話における機能に着目した研究である。学習者がケドを逆接・対比のコントラストが明確なものと理解している一方で、母語話者の発話においては、必ずしもそのような特徴をもったケドの使用になるとは限らず、発話におけるケドの機能に対する認識や使用の仕方に隔たりがある。そこで、「学習者は、どの程度においてケドを用いた言語処理や発話行為におけるケド機能への認識を日本語母語話者(JNS)のそれに近づけられるか」を本稿の研究テーマとし、逆接の意味が漂白された「中断節」と逆接の意味を含む「接続助詞(弱い対比・強い対比)」についてそれぞれ調べた。その結果、「中断節」の機能の理解やその使用の拡がりには学習者に共通した発達段階がみられたものの、JNSの使用に近づく過程や接近の度合いには、学習者の母語による差異がみられ、学習段階が進むにつれ、より日本語母語話者の使用に接近すると量的にいえるのは韓国語母語話者(KNS)のみであった。更に「接続助詞」の使用において量的にJNSと同傾向を示した学習習熟度の高いKNSについて、主節との距離が離れたケド節の使用はみられなかったことから、互いの想定といった言語化されないものの間に矛盾対立関係を認める「弱い対比」のケドの機能を理解することや、その使用をJNSに近づけることは学習者にとって難しいものであることがみてとれた。
<休憩>
■講演
「第二言語環境における語用論的能力の習得」【3:00~4:00】
清水崇文(シミズ タカフミ) 上智大学 国際教養学部・大学院外国語学研究科
【要旨】
語用論的能力の習得には文脈に関する情報を伴ったインプットが必要であるため、教室外でこうしたインプットに晒される機会が多い第二言語環境の方が、そうした機会に乏しい外国語環境よりも有利だと言われている。そのため、語用論的能力は留学さえすれば身につくと安易に考えられがちだが、学習者は留学中に皆同じように語用論的能力を発達させるわけではない。
本発表では、学習環境の影響に関するこれまでの研究成果に基づいて、語用論的能力の習得と学習環境に関する冒頭の仮説(第二言語環境の優位性)を検証するとともに、第二言語環境での語用論的能力の習得に影響を及ぼす様々な要因を整理し、なぜ留学が語用論的能力の習得にとって「万能薬」ではないのかを考えてみたい。
ご来場お待ちしております。
次回第78回第二言語習得研究会のプログラムをご案内いたします。
………………………………
◆日時; 2011年6月18日(土)午後2時からを予定しております(開場は1時30分となります)。
◆場所; お茶の水女子大学文教2号館302教室
*大学まで;http://www.ocha.ac.jp/common/image/access_map2.jpg 土曜のため、正門(東門)しか開いていません。正門は春日通り沿いですので、最寄り駅は丸の内線の茗荷谷駅になります。
*学内マップ;http://www.ocha.ac.jp/access/campusmap_l.html 正門(東門)から入って一番遠い11番の建物です。
◆研究会参加について:参加への事前予約等はございません。当日、今年度の初回の会員様には、受付にて年会費(2000円)をお納めいただきますようお願いいたします。
非会員の方も同様にお納めいただき、入会していただきますようお願いいたします。
◆研究発表
1.「第二言語としての日本語の接続助詞「ケド」の習得について
~KYコーパス分析を中心に~」 【2:00~2:40】
横田敦子(ヨコタ アツコ)お茶の水女子大学大学院生
【要旨】
本研究は、第二言語習得過程においていかに語用論的な言語能力を身につけるかという問いの一端を明らかにすることを目指し、日本語の接続助詞ケドのもつ談話における機能に着目した研究である。学習者がケドを逆接・対比のコントラストが明確なものと理解している一方で、母語話者の発話においては、必ずしもそのような特徴をもったケドの使用になるとは限らず、発話におけるケドの機能に対する認識や使用の仕方に隔たりがある。そこで、「学習者は、どの程度においてケドを用いた言語処理や発話行為におけるケド機能への認識を日本語母語話者(JNS)のそれに近づけられるか」を本稿の研究テーマとし、逆接の意味が漂白された「中断節」と逆接の意味を含む「接続助詞(弱い対比・強い対比)」についてそれぞれ調べた。その結果、「中断節」の機能の理解やその使用の拡がりには学習者に共通した発達段階がみられたものの、JNSの使用に近づく過程や接近の度合いには、学習者の母語による差異がみられ、学習段階が進むにつれ、より日本語母語話者の使用に接近すると量的にいえるのは韓国語母語話者(KNS)のみであった。更に「接続助詞」の使用において量的にJNSと同傾向を示した学習習熟度の高いKNSについて、主節との距離が離れたケド節の使用はみられなかったことから、互いの想定といった言語化されないものの間に矛盾対立関係を認める「弱い対比」のケドの機能を理解することや、その使用をJNSに近づけることは学習者にとって難しいものであることがみてとれた。
<休憩>
■講演
「第二言語環境における語用論的能力の習得」【3:00~4:00】
清水崇文(シミズ タカフミ) 上智大学 国際教養学部・大学院外国語学研究科
【要旨】
語用論的能力の習得には文脈に関する情報を伴ったインプットが必要であるため、教室外でこうしたインプットに晒される機会が多い第二言語環境の方が、そうした機会に乏しい外国語環境よりも有利だと言われている。そのため、語用論的能力は留学さえすれば身につくと安易に考えられがちだが、学習者は留学中に皆同じように語用論的能力を発達させるわけではない。
本発表では、学習環境の影響に関するこれまでの研究成果に基づいて、語用論的能力の習得と学習環境に関する冒頭の仮説(第二言語環境の優位性)を検証するとともに、第二言語環境での語用論的能力の習得に影響を及ぼす様々な要因を整理し、なぜ留学が語用論的能力の習得にとって「万能薬」ではないのかを考えてみたい。
ご来場お待ちしております。
第78回第2言語習得研究会(関東)の発表者募集
みなさま
次回(第78回)の第2言語習得研究会(関東)の日程をお知らせいたします。同時に、次回の研究会での発表者を募集しております。
第78回第2言語習得研究会(関東)の日程;
次回は2011年6月18日(土)です。
午後1時半(発表者3名の場合)、または2時(発表者2名の場合)からお茶の水女子大学にて予定しております。
詳細につきましては、後日改めてご案内申し上げます。
発表者募集;
発表は、会員・非会員を問いません。
但し、発表希望多数の場合は、会員を優先させていただきます。
発表をご希望の方は下記の項目を記載したものをE-mailで事務局宛にお送りください(5月31日締切)。
こちらから折り返しご連絡いたします。
(1)発表題目(簡単な内容説明400字以内を添える)
(2)氏名
(3)所属(大学、日本語学校、研究所名など)
(4)職名(非常勤講師、大学院生など)
(5)連絡先(E-mail、電話番号、ありましたらFAX番号)
ご応募、お待ちしております。
次回(第78回)の第2言語習得研究会(関東)の日程をお知らせいたします。同時に、次回の研究会での発表者を募集しております。
第78回第2言語習得研究会(関東)の日程;
次回は2011年6月18日(土)です。
午後1時半(発表者3名の場合)、または2時(発表者2名の場合)からお茶の水女子大学にて予定しております。
詳細につきましては、後日改めてご案内申し上げます。
発表者募集;
発表は、会員・非会員を問いません。
但し、発表希望多数の場合は、会員を優先させていただきます。
発表をご希望の方は下記の項目を記載したものをE-mailで事務局宛にお送りください(5月31日締切)。
こちらから折り返しご連絡いたします。
(1)発表題目(簡単な内容説明400字以内を添える)
(2)氏名
(3)所属(大学、日本語学校、研究所名など)
(4)職名(非常勤講師、大学院生など)
(5)連絡先(E-mail、電話番号、ありましたらFAX番号)
ご応募、お待ちしております。
第7回SLA読書会のお知らせ
皆さま
ご連絡が遅くなりましたが、SLA読書会を、
以下の予定で開催したいと思います。
なお、私自身が急に、午前中に仕事が入ってしまったため、
今回は開始時間を2時からにさせてください。
会場&ハンドアウト準備の都合上、参加される方は、
大関まで(hoozeki@reitaku-u.ac.jp)
メールでご連絡いただけると助かります。
よろしくお願いいたします。
日時:5月28日(土)14:00~
場所:お茶の水女子大学
文教育学部1号館1階、多目的室(グローバル教育センター左となり)
http://www.ocha.ac.jp/access/campusmap_l.html
(地図4の建物です)
大学へのアクセスマップ
http://www.ocha.ac.jp/common/image/access_map2.jpg
土曜日は、正門(東門)しか開いていませんので、
最寄り駅は丸の内線の茗荷谷駅になります。
有楽町線の護国寺から近い門は開いていませんので、
ご注意ください。
(護国寺駅から正門まで歩くのは、結構遠いです)
Nick Ellisをというリクエストが数人の方からありましたので、
次の論文を読みたいと思っています。
Ellis, N. C. (2006) Cognitive perspectives on second language
acquisition: The associative-cognitive CREED. AILA Review, 19, 100-121.
Doughty & LongのHandbook of SLAに載っている論文(Ellis 2003)が、
かなり詳しくて、とても勉強になると思うのですが、
1回の読書会で扱うにはかなり長いので、
Handbookの論文の簡略バージョンのようなEllis 2006のほうにしました。
論文はNick Ellisのホームページからダウンロードできます。
↓
http://web.mac.com/ncellis/Nick_Ellis/Publications.html
2005-2006年の上から2つ目です。
色が変わっていませんが、論文のタイトルをクリックすると
ダウンロードできます。
ちなみに、「長すぎるので」と上に書いた論文は
Ellis, N. C. (2003). Constructions, chunking, and connectionism: The
emergence of second language structure. In C. Doughty & M. H. Long
(Eds.), Handbook of second language acquisition (pp. 33-68). Oxford:
Blackwell.で、
これも同じページから、ダウンロードできます。
では、ご参加お待ちしております。
*なお、電力不足が予想されている今夏ですが、
次々回(7月)は、できるのかどうか、
今のところ、どうしたらいいのだろうか…という様子見状態です。
できるとしたら、暑くならない7月1週目しかないかと思っています。
その次の9月は、涼しくなる最終週末あたりなら開催できるのではと
考えています。
--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*
大関 浩美 Hiromi Ozeki
麗澤大学外国語学部外国語学科 日本語・日本文化専攻
麗澤大学大学院言語教育研究科 日本語教育学専攻
E-mail hoozeki@reitaku-u.ac.jp
TEL 04-7173-3083
ご連絡が遅くなりましたが、SLA読書会を、
以下の予定で開催したいと思います。
なお、私自身が急に、午前中に仕事が入ってしまったため、
今回は開始時間を2時からにさせてください。
会場&ハンドアウト準備の都合上、参加される方は、
大関まで(hoozeki@reitaku-u.ac.jp)
メールでご連絡いただけると助かります。
よろしくお願いいたします。
日時:5月28日(土)14:00~
場所:お茶の水女子大学
文教育学部1号館1階、多目的室(グローバル教育センター左となり)
http://www.ocha.ac.jp/access/campusmap_l.html
(地図4の建物です)
大学へのアクセスマップ
http://www.ocha.ac.jp/common/image/access_map2.jpg
土曜日は、正門(東門)しか開いていませんので、
最寄り駅は丸の内線の茗荷谷駅になります。
有楽町線の護国寺から近い門は開いていませんので、
ご注意ください。
(護国寺駅から正門まで歩くのは、結構遠いです)
Nick Ellisをというリクエストが数人の方からありましたので、
次の論文を読みたいと思っています。
Ellis, N. C. (2006) Cognitive perspectives on second language
acquisition: The associative-cognitive CREED. AILA Review, 19, 100-121.
Doughty & LongのHandbook of SLAに載っている論文(Ellis 2003)が、
かなり詳しくて、とても勉強になると思うのですが、
1回の読書会で扱うにはかなり長いので、
Handbookの論文の簡略バージョンのようなEllis 2006のほうにしました。
論文はNick Ellisのホームページからダウンロードできます。
↓
http://web.mac.com/ncellis/Nick_Ellis/Publications.html
2005-2006年の上から2つ目です。
色が変わっていませんが、論文のタイトルをクリックすると
ダウンロードできます。
ちなみに、「長すぎるので」と上に書いた論文は
Ellis, N. C. (2003). Constructions, chunking, and connectionism: The
emergence of second language structure. In C. Doughty & M. H. Long
(Eds.), Handbook of second language acquisition (pp. 33-68). Oxford:
Blackwell.で、
これも同じページから、ダウンロードできます。
では、ご参加お待ちしております。
*なお、電力不足が予想されている今夏ですが、
次々回(7月)は、できるのかどうか、
今のところ、どうしたらいいのだろうか…という様子見状態です。
できるとしたら、暑くならない7月1週目しかないかと思っています。
その次の9月は、涼しくなる最終週末あたりなら開催できるのではと
考えています。
--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*
大関 浩美 Hiromi Ozeki
麗澤大学外国語学部外国語学科 日本語・日本文化専攻
麗澤大学大学院言語教育研究科 日本語教育学専攻
E-mail hoozeki@reitaku-u.ac.jp
TEL 04-7173-3083
第77回第二言語習得研究会(関東)のご案内
会員の皆様
次回第77回第二言語習得研究会をご案内いたします。
………………………………
◆日時; 2011年4月23日(土)午後1時30分からを予定しております(開場は1時となります)。
◆場所; お茶の水女子大学文教2号館302教室
*大学まで;http://www.ocha.ac.jp/common/image/access_map2.jpg 土曜のため、正門(東門)しか開いていません。正門は春日通り沿いですので、最寄り駅は丸の内線の茗荷谷駅になります。
*学内マップ;http://www.ocha.ac.jp/access/campusmap_l.html 正門(東門)から入って一番遠い11番の建物です。
◆研究会参加について:参加への事前予約等はございません。2011年度初回ですので、当日、受付にて年会費(2000円)をお納めいただきますようお願いいたします。
非会員の方も同様にお納めいただき、入会していただきますようお願いいたします。
◆研究発表
1.「韓国語を母語とする日本語学習者の補助動詞テクルの習得
―認知的難易度と母語の影響について―」 【1:30~2:10】
チョナレ(お茶の水女子大学大学院生)
【要旨】
本研究では、韓国の大学で日本語を学んでいる学習者を対象に質問紙調査を実施し、「認知的難易度」と「韓国語に対応するか否か」の要因が補助動詞テクルの各用法の習得にどのように作用しているのかを調査した。
その結果、(1)認知的難易度よりも韓国語に対応するかどうかがテクルの習得により強い影響を及ぼす、(2)韓国語に対応する用法は日本語習熟度が上がるにつれて習得されていくが、その際には認知的に易しいものの習得が早い、(3)韓国語に対応しない用法の中では、日本語と韓国語で概念が類似している用法の習得の方が容易である、(4)韓国語に対応せず類似の用法もないものは、日本語習熟度が上がっても習得が困難であることが明らかになった。
このように、韓国語を母語とし、JFL環境で日本語を学ぶ教室学習者の場合、テクルの習得には、「認知的難易度」より「母語との対応関係」が強く影響することが窺われ、今まで比較的軽視されてきた「母語の影響」により注目し、第二言語の教授の際にも今まで以上に考慮する必要があるということが示唆された。
2.「日本語における文理解時の格標識・語順手がかり使用
ーモンゴル語・中国語モノリンガル日本語学習者を対象にー」 【2:10~2:50】
白春花(はく しゅんか)東京大学総合文化研究科大学院生
【要旨】
本研究は、類型論の視点から、文理解の手がかり使用におけるモノリンガルの学習者の相違を明確にすることを目的とし、モノリンガルの文理解時の格助詞手がかり及び語順手がかり使用を調べた。研究課題は母語が日本語と類型論的に同じ言語のモノリンガルと、類型論的に異なる言語のモノリンガルでは、日本語の文理解において用いる手がかりが異なるかである。14人のモンゴル語日本語学習者(以下MJ)、15人の中国語日本語学習者(以下CJ)を対象に、一つの動詞、二つの名詞からなる単文をSuperLabによる視覚提示を行い、分散分析をかけた結果は以下のようである。
MJはおもに格助詞に頼っていることが分かった。つまり、類型論的に近い、かつ、母語において強い手がかりが目標言語においても強い手がかりになる場合、その手がかりの転移が起こりやすいことが示唆された。そして、CJは格助詞、語順手がかり両方に頼っていることが確認された。これは、学習者は目標言語に有効な手がかりを目標言語のインプットから、その言語に有効な手がかりを自分の心内で創り上げていることを示唆している。
<休憩>
■講演
「良い研究・良い研究発表をするために」【3:00~4:00】
大関 浩美(オオゼキ ヒロミ) 麗澤大学
【要旨】
良い研究発表をするには、まず研究そのものがよくなければならないことはもちろんだが、その上で、その研究の大事な点をしっかりと伝える研究発表にしなければならない。自分の研究について、その研究がなぜ必要なのか、その結果のどこが面白いのか、なぜ重要なのか、これらがきちんと伝わる研究発表にするにはどうしたらいいのだろうか。「良い習得研究」とはどんな研究かということとあわせて考えたい。
ご来場、お待ちしております。
次回第77回第二言語習得研究会をご案内いたします。
………………………………
◆日時; 2011年4月23日(土)午後1時30分からを予定しております(開場は1時となります)。
◆場所; お茶の水女子大学文教2号館302教室
*大学まで;http://www.ocha.ac.jp/common/image/access_map2.jpg 土曜のため、正門(東門)しか開いていません。正門は春日通り沿いですので、最寄り駅は丸の内線の茗荷谷駅になります。
*学内マップ;http://www.ocha.ac.jp/access/campusmap_l.html 正門(東門)から入って一番遠い11番の建物です。
◆研究会参加について:参加への事前予約等はございません。2011年度初回ですので、当日、受付にて年会費(2000円)をお納めいただきますようお願いいたします。
非会員の方も同様にお納めいただき、入会していただきますようお願いいたします。
◆研究発表
1.「韓国語を母語とする日本語学習者の補助動詞テクルの習得
―認知的難易度と母語の影響について―」 【1:30~2:10】
チョナレ(お茶の水女子大学大学院生)
【要旨】
本研究では、韓国の大学で日本語を学んでいる学習者を対象に質問紙調査を実施し、「認知的難易度」と「韓国語に対応するか否か」の要因が補助動詞テクルの各用法の習得にどのように作用しているのかを調査した。
その結果、(1)認知的難易度よりも韓国語に対応するかどうかがテクルの習得により強い影響を及ぼす、(2)韓国語に対応する用法は日本語習熟度が上がるにつれて習得されていくが、その際には認知的に易しいものの習得が早い、(3)韓国語に対応しない用法の中では、日本語と韓国語で概念が類似している用法の習得の方が容易である、(4)韓国語に対応せず類似の用法もないものは、日本語習熟度が上がっても習得が困難であることが明らかになった。
このように、韓国語を母語とし、JFL環境で日本語を学ぶ教室学習者の場合、テクルの習得には、「認知的難易度」より「母語との対応関係」が強く影響することが窺われ、今まで比較的軽視されてきた「母語の影響」により注目し、第二言語の教授の際にも今まで以上に考慮する必要があるということが示唆された。
2.「日本語における文理解時の格標識・語順手がかり使用
ーモンゴル語・中国語モノリンガル日本語学習者を対象にー」 【2:10~2:50】
白春花(はく しゅんか)東京大学総合文化研究科大学院生
【要旨】
本研究は、類型論の視点から、文理解の手がかり使用におけるモノリンガルの学習者の相違を明確にすることを目的とし、モノリンガルの文理解時の格助詞手がかり及び語順手がかり使用を調べた。研究課題は母語が日本語と類型論的に同じ言語のモノリンガルと、類型論的に異なる言語のモノリンガルでは、日本語の文理解において用いる手がかりが異なるかである。14人のモンゴル語日本語学習者(以下MJ)、15人の中国語日本語学習者(以下CJ)を対象に、一つの動詞、二つの名詞からなる単文をSuperLabによる視覚提示を行い、分散分析をかけた結果は以下のようである。
MJはおもに格助詞に頼っていることが分かった。つまり、類型論的に近い、かつ、母語において強い手がかりが目標言語においても強い手がかりになる場合、その手がかりの転移が起こりやすいことが示唆された。そして、CJは格助詞、語順手がかり両方に頼っていることが確認された。これは、学習者は目標言語に有効な手がかりを目標言語のインプットから、その言語に有効な手がかりを自分の心内で創り上げていることを示唆している。
<休憩>
■講演
「良い研究・良い研究発表をするために」【3:00~4:00】
大関 浩美(オオゼキ ヒロミ) 麗澤大学
【要旨】
良い研究発表をするには、まず研究そのものがよくなければならないことはもちろんだが、その上で、その研究の大事な点をしっかりと伝える研究発表にしなければならない。自分の研究について、その研究がなぜ必要なのか、その結果のどこが面白いのか、なぜ重要なのか、これらがきちんと伝わる研究発表にするにはどうしたらいいのだろうか。「良い習得研究」とはどんな研究かということとあわせて考えたい。
ご来場、お待ちしております。
第6回SLA読書会のご案内
皆さま
第二言語習得研究会(関東)からのお知らせです。
毎回お知らせしている読書会ですが、
諸事情により、計画&ご連絡が直前になってしまい、
申し訳ありません。
3月は以下のように行なう予定です。
★これまでと会場が変わりますので、ご注意ください。
会場&ハンドアウト準備の都合上、参加される方は、
メールでご連絡いただけると助かります。
論文が入手しにくい場合も、合わせてご連絡ください。
よろしくお願いいたします。
日時:3月8日(火)13:00~
場所:文教育学部1号館1階、多目的室(グローバル教育センター左となり)
http://www.ocha.ac.jp/access/campusmap_l.html
(地図4の建物です)
南門のすぐそばです。平日は南門が開いているので、
そちらから来ると、すぐにわかると思います。
大学へのアクセスマップ
http://www.ocha.ac.jp/common/image/access_map2.jpg
読む論文は、次の論文です。
Gass, S. & Alvarez Torres, M.J. (2005)
Attention when?: An investigation of the ordering effect of input and interaction.
Studies in Second Language Acquisition, 27, 1–31.
前回、せっかくフィードバックの論文を読みましたので、今回はそれに繋がるト ピックとして、インプット、インターアクション、attention、の役割を考える 論文にしました。
「インプット群」「インターアクション群」「インプット→インターアクション 群」「インターアクション→インプット群」という4つの異なるtreatmentを比べ た研究です。
このメールの一番下に、abstractを貼り付けておきます。
では、ご参加をお待ちしております。
--
--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*
大関 浩美 Hiromi Ozeki
麗澤大学外国語学部外国語学科 日本語・日本文化専攻
麗澤大学大学院言語教育研究科 日本語教育学専攻
〒277-8686 千葉県柏市光ケ丘2-1-1
E-mail hoozeki@reitaku-u.ac.jp
TEL 04-7173-3083
*********************************
(論文の要旨)
This paper investigates the effects of input and interaction as separate
entities and in combination. We further investigate these effects
as a function of different language areas. One hundred two learners
of L2 Spanish were provided with input on (a) Spanish gender agreement
(noun + adjective), (b) estar + location, and (c) seven vocabulary
items. There were four conditions: (a) material focused solely on
input, (b) material focused solely on interaction, (c) input-focused
material followed by interaction, and (d) interaction-focused material
followed by input. A control group completed a pretest and posttest.
In general, greatest improvement from pretest to posttest for all conditions
was noted for vocabulary. Learners exposed to input and interaction
in combination showed greater improvement than those in
conditions with only input or only interaction. In the two grammatical
areas (gender agreement and estar + location), learners who received
interaction followed by input showed greatest improvement. We consider
issues such as complexity and abstractness to account for the
findings of differential effects on language areas.
第二言語習得研究会(関東)からのお知らせです。
毎回お知らせしている読書会ですが、
諸事情により、計画&ご連絡が直前になってしまい、
申し訳ありません。
3月は以下のように行なう予定です。
★これまでと会場が変わりますので、ご注意ください。
会場&ハンドアウト準備の都合上、参加される方は、
メールでご連絡いただけると助かります。
論文が入手しにくい場合も、合わせてご連絡ください。
よろしくお願いいたします。
日時:3月8日(火)13:00~
場所:文教育学部1号館1階、多目的室(グローバル教育センター左となり)
http://www.ocha.ac.jp/access/campusmap_l.html
(地図4の建物です)
南門のすぐそばです。平日は南門が開いているので、
そちらから来ると、すぐにわかると思います。
大学へのアクセスマップ
http://www.ocha.ac.jp/common/image/access_map2.jpg
読む論文は、次の論文です。
Gass, S. & Alvarez Torres, M.J. (2005)
Attention when?: An investigation of the ordering effect of input and interaction.
Studies in Second Language Acquisition, 27, 1–31.
前回、せっかくフィードバックの論文を読みましたので、今回はそれに繋がるト ピックとして、インプット、インターアクション、attention、の役割を考える 論文にしました。
「インプット群」「インターアクション群」「インプット→インターアクション 群」「インターアクション→インプット群」という4つの異なるtreatmentを比べ た研究です。
このメールの一番下に、abstractを貼り付けておきます。
では、ご参加をお待ちしております。
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大関 浩美 Hiromi Ozeki
麗澤大学外国語学部外国語学科 日本語・日本文化専攻
麗澤大学大学院言語教育研究科 日本語教育学専攻
〒277-8686 千葉県柏市光ケ丘2-1-1
E-mail hoozeki@reitaku-u.ac.jp
TEL 04-7173-3083
*********************************
(論文の要旨)
This paper investigates the effects of input and interaction as separate
entities and in combination. We further investigate these effects
as a function of different language areas. One hundred two learners
of L2 Spanish were provided with input on (a) Spanish gender agreement
(noun + adjective), (b) estar + location, and (c) seven vocabulary
items. There were four conditions: (a) material focused solely on
input, (b) material focused solely on interaction, (c) input-focused
material followed by interaction, and (d) interaction-focused material
followed by input. A control group completed a pretest and posttest.
In general, greatest improvement from pretest to posttest for all conditions
was noted for vocabulary. Learners exposed to input and interaction
in combination showed greater improvement than those in
conditions with only input or only interaction. In the two grammatical
areas (gender agreement and estar + location), learners who received
interaction followed by input showed greatest improvement. We consider
issues such as complexity and abstractness to account for the
findings of differential effects on language areas.
第77回第二言語習得研究会(関東)の発表者募集
第77回第2言語習得研究会(関東)の発表者募集
みなさま
次回(第77回)の第2言語習得研究会(関東)の日程をお知らせいたします。同時に、次回の研究会での発表者を募集しております。
第77回第2言語習得研究会(関東)の日程;
次回は2011年4月23日(土)です。
午後1時半(発表者3名の場合)、または2時(発表者2名の場合)からお茶の水女子大学にて予定しております。
詳細につきましては、後日改めてご案内申し上げます。
発表者募集;
発表は、会員・非会員を問いません。
但し、発表希望多数の場合は、会員を優先させていただきます。
発表をご希望の方は下記の項目を記載したものをE-mailで事務局宛にお送りください(3月26日締切)。
こちらから折り返しご連絡いたします。
(1)発表題目(簡単な内容説明400字以内を添える)
(2)氏名
(3)所属(大学、日本語学校、研究所名など)
(4)職名(非常勤講師、大学院生など)
(5)連絡先(E-mail、電話番号、ありましたらFAX番号)
ご応募、お待ちしております。
みなさま
次回(第77回)の第2言語習得研究会(関東)の日程をお知らせいたします。同時に、次回の研究会での発表者を募集しております。
第77回第2言語習得研究会(関東)の日程;
次回は2011年4月23日(土)です。
午後1時半(発表者3名の場合)、または2時(発表者2名の場合)からお茶の水女子大学にて予定しております。
詳細につきましては、後日改めてご案内申し上げます。
発表者募集;
発表は、会員・非会員を問いません。
但し、発表希望多数の場合は、会員を優先させていただきます。
発表をご希望の方は下記の項目を記載したものをE-mailで事務局宛にお送りください(3月26日締切)。
こちらから折り返しご連絡いたします。
(1)発表題目(簡単な内容説明400字以内を添える)
(2)氏名
(3)所属(大学、日本語学校、研究所名など)
(4)職名(非常勤講師、大学院生など)
(5)連絡先(E-mail、電話番号、ありましたらFAX番号)
ご応募、お待ちしております。
第76回第二言語習得研究会(関東)のご案内
会員の皆様
次回第76回第二言語習得研究会(関東)をご案内いたします。
………………………………
◆日時; 2011年2月5日(土)午後2時からを予定しております(開場は13時30分となります)。
◆場所; お茶の水女子大学文教2号館302教室
*大学まで;http://www.ocha.ac.jp/common/image/access_map2.jpg 土曜のため、正門(東門)しか開いていません。正門は春日通り沿いですので、最寄り駅は丸の内線の茗荷谷駅になります。
*学内マップ;http://www.ocha.ac.jp/access/campusmap_l.html 正門(東門)から入って一番遠い11番の建物です。
◆研究会参加について:参加への事前予約等はございません。2010年度(4月以降)初めていらっしゃいます方は、当日、受付にて年会費の半分(1000円)をお納めいただきますようお願いいたします。非会員の方も同様にお納めいただき、入会していただきますようお願いいたします。なお、4月・6月・10月にお越しくださいました方は、既に会費をお支払いいただいておりますので無料となります。
◆研究発表
1「使用基盤モデルの観点からの第一言語・第二言語としての日本語習得研究」【2:00~3:00】
共同発表:グェン・ヴァン・アイン(お茶の水女子大学大学院生)
加藤直子(お茶の水女子大学大学院生)
【要旨】
近年、注目を集めている認知言語学的観点である使用基盤モデルの言語習得理論が、第一言語・第二言語としての日本語習得において有効であることを検証した二つの研究を併せて紹介する。第一言語としての日本語習得に関しては、日本語L1幼児の単一事例研究を、第二言語としての日本語習得に関しては、ベトナム人日本語学習者の横断研究を使用基盤モデルの観点から行ったものである。
2.「中国人日本語学習者のフィラー使用について ―OPIデータを中心に―」【3:10~4:00】
曹鳴泉(そう めいせん)横浜国立大学大学院教育学研究科大学院生
【要旨】
従来学習者におけるフィラー使用については、実証的な研究がほとんど見られない。本発表では、初級の中から超級までの中国人日本語学習者18人のOPIデータを分析対象とし、フィラーの使用実態をレベル別に考察した。その結果、以下のことが明らかになった。
①中国語フィラーは「初級の中」から「中級の中」までの間で大量に使用されているが、「中級の上」からは急に使用されなくなる。
②「えと類」と「あの類」は初級レベルではあまり見られないが、「中級の下」からかなり使われるようになり、「中級の上」からは大量に出てきて、フィラー総数の4割から6割を占めている。ただし、その傾向は「上級の下」までで止まり、「上級の中」からは2割程度で安定している。
③日本語副詞類フィラーにおいて、習得が一番遅いのは「こ類」である。「上級の中」ぐらいにならないと、使用は全然見られない。また、習得が一番早いのは「ま類」と「なんか類」で、「中級の上」からすでに大量に産出され、超級でもかなり使われている。
ご来場お待ちしております。
次回第76回第二言語習得研究会(関東)をご案内いたします。
………………………………
◆日時; 2011年2月5日(土)午後2時からを予定しております(開場は13時30分となります)。
◆場所; お茶の水女子大学文教2号館302教室
*大学まで;http://www.ocha.ac.jp/common/image/access_map2.jpg 土曜のため、正門(東門)しか開いていません。正門は春日通り沿いですので、最寄り駅は丸の内線の茗荷谷駅になります。
*学内マップ;http://www.ocha.ac.jp/access/campusmap_l.html 正門(東門)から入って一番遠い11番の建物です。
◆研究会参加について:参加への事前予約等はございません。2010年度(4月以降)初めていらっしゃいます方は、当日、受付にて年会費の半分(1000円)をお納めいただきますようお願いいたします。非会員の方も同様にお納めいただき、入会していただきますようお願いいたします。なお、4月・6月・10月にお越しくださいました方は、既に会費をお支払いいただいておりますので無料となります。
◆研究発表
1「使用基盤モデルの観点からの第一言語・第二言語としての日本語習得研究」【2:00~3:00】
共同発表:グェン・ヴァン・アイン(お茶の水女子大学大学院生)
加藤直子(お茶の水女子大学大学院生)
【要旨】
近年、注目を集めている認知言語学的観点である使用基盤モデルの言語習得理論が、第一言語・第二言語としての日本語習得において有効であることを検証した二つの研究を併せて紹介する。第一言語としての日本語習得に関しては、日本語L1幼児の単一事例研究を、第二言語としての日本語習得に関しては、ベトナム人日本語学習者の横断研究を使用基盤モデルの観点から行ったものである。
2.「中国人日本語学習者のフィラー使用について ―OPIデータを中心に―」【3:10~4:00】
曹鳴泉(そう めいせん)横浜国立大学大学院教育学研究科大学院生
【要旨】
従来学習者におけるフィラー使用については、実証的な研究がほとんど見られない。本発表では、初級の中から超級までの中国人日本語学習者18人のOPIデータを分析対象とし、フィラーの使用実態をレベル別に考察した。その結果、以下のことが明らかになった。
①中国語フィラーは「初級の中」から「中級の中」までの間で大量に使用されているが、「中級の上」からは急に使用されなくなる。
②「えと類」と「あの類」は初級レベルではあまり見られないが、「中級の下」からかなり使われるようになり、「中級の上」からは大量に出てきて、フィラー総数の4割から6割を占めている。ただし、その傾向は「上級の下」までで止まり、「上級の中」からは2割程度で安定している。
③日本語副詞類フィラーにおいて、習得が一番遅いのは「こ類」である。「上級の中」ぐらいにならないと、使用は全然見られない。また、習得が一番早いのは「ま類」と「なんか類」で、「中級の上」からすでに大量に産出され、超級でもかなり使われている。
ご来場お待ちしております。
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