SLA読書会のご案内

皆さま

麗澤大学の大関です。
11月は読書会を開催できず、すみませんでした。
1月の読書会を1月29日に開催します。
ぜひ、ご参加ください。

会場&ハンドアウト準備の都合上、参加される方は、
メールでご連絡いただけると助かります。
よろしくお願いいたします。


日時:1月29日(土)13:00~
場所:お茶の水女子大学 文教2号館3階302教室

土曜日は、正門(東門)しか開いていませんので、
最寄り駅は丸の内線の茗荷谷駅になります。
有楽町線の護国寺から近い門は開いていませんので、
ご注意ください。
(護国寺駅から正門まで歩くのは、結構遠いです)

アクセスマップ
http://www.ocha.ac.jp/common/image/access_map2.jpg

建物は、こちらのキャンパスマップの11番の建物です。
http://www.ocha.ac.jp/access/campusmap_l.html

読む論文は、次の論文です。
Yang,Y. & Lyster,R.(2010). Effects on form-focused practice and feedback
on Chinese EFL Learners' acquisition of regular and irregular past tense
forms. Studies in Second Language Acquisition , 2010 , 32 , 235- 263 .

Feedbackの研究は今とても盛んで、どんどん新しい論文が出ていますが、
実際の教室に結びつきやすい研究であるだけでなく、
インプット・アウトプット・気づき・意識など、
何が習得を促進するのかという言語習得の本質的なところにも関わるテーマなの
で、理論的であり、かつ実践的なテーマだと感じていて、
私自身もとても関心がある分野です。
(SSLAのこの号自体が、フィードバックの特集号です)

論文が入手しにくい方は、ご相談ください。

また、今週末にはは、第二言語習得研究会全国大会が、
麗澤大学で行われます。
現在、必死に(!)準備をしているところですので、
こちらにもぜひぜひご参加ください。
今年の基調講演は田中茂範先生です。

http://jsl.li.ocha.ac.jp/jasla/

では、読書会&全国大会へのご参加、お待ちしております。

--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*
大関 浩美  Hiromi Ozeki
麗澤大学外国語学部外国語学科 日本語・日本文化専攻  
麗澤大学大学院言語教育研究科 日本語教育学専攻
E-mail hoozeki@reitaku-u.ac.jp
TEL 04-7173-3083

第76回第二言語習得研究会(関東)の発表者募集

第76回の第2言語習得研究会(関東)の発表者募集

みなさま

次回(第76回)の第2言語習得研究会(関東)の日程をお知らせいたします。同時に、次回の研究会での発表者を募集しております。

第76回第2言語習得研究会(関東)の日程;
次回は2011年2月5日(土)です。
午後1時半(発表者3名の場合)、または2時(発表者2名の場合)からお茶の水女子大学にて予定しております。
詳細につきましては、後日改めてご案内申し上げます。

発表者募集;
発表は、会員・非会員を問いません。
但し、発表希望多数の場合は、会員を優先させていただきます。
発表をご希望の方は下記の項目を記載したものをE-mailで事務局宛にお送りください(1月15日締切)。
こちらから折り返しご連絡いたします。 

(1)発表題目(簡単な内容説明400字以内を添える)
(2)氏名
(3)所属(大学、日本語学校、研究所名など)
(4)職名(非常勤講師、大学院生など)
(5)連絡先(E-mail、電話番号、ありましたらFAX番号)

ご応募、お待ちしております。

第75回第二言語習得研究会(関東)のご案内

第75回第2言語習得研究会(関東)のプログラムのご案内

みなさま

今回の第2言語習得研究会(関東)は、マルチリンガリズム研究会との共催で、テレビ会議システムを用い宮崎大学と つないで行います。会場が異なりますのでご注意ください。

◆主催 第2言語習得研究会(関東) マルチリンガリズム研究会(九州)
◆日時 2010年10月16日(土)13:30~16:45(開場は13:00)
◆場所 
<東京会場>
お茶の水女子大学人間文化創成科学研究科棟5階508号室(視聴覚室)16番目の建物です。
http://www.ocha.ac.jp/access/index.html  

*いつもと会場が異なりますのでご注意ください。
*土曜のため、正門(東門)しか開いていません。正門は春日通り沿いですので 、最寄り駅は丸の内線の茗荷谷駅になります。
<宮崎会場>
宮崎大学教育文化学部棟6FTV会議室
*参加希望の方は、長友先生までご連絡ください。
nagatomokz@cc.miyazaki-u.ac.jp

◆第2言語習得研究会(関東)参加について
第2言語習得研究会(関東)参加への事前予約等はございません。
2010年度(4月以降)初めていらっしゃる会員の方は、当日、受付にて年会費の半額 (1000円)をお納めいただきますようお願いいたします。
非会員の方も同様にお納めいただき、入会していただきますようお願いいたします。
なお、4月、6月にお越しくださいました方は、既に会費を納付済みですので、無料となります。

◆プログラム
■発表1 東京側(司会:森山)(13:30-14:10)
「初級日本語学習者の読解における語彙学習とテキスト理解
-Involvement load仮説の“検索”の効果を対象語の参照語数を考慮し検証する-」
吉澤真由美( お茶の水女子大学大学院 修了生)
《要旨》
Involvement load仮説は動機面の“必要性”、認知面の“検索”と“評価”の3要因で語彙学習を説明しようとするものでLaufer & Hulstijn(2001)により提唱された。この内、“評価”は効果を報告した研究が既にある (Hulstijn & Laufer 2001他)。しかし、未知語情報をどの程度参照したのか報告がない研究も多く、参照語数が結果に影響した可能性がある。本研究は参照語数を考慮し“評価”の効果を明らかにすることを目的とする。初級日本語学習者32名を(1)未知語の意味を2つ与えどちらが文脈に合うのか評価させる(評価+)、(2)意味を1つ与える(評価-)に振り分け未知語14語を含む文章を読ませた。参照した未知語は読解時に印をつけさせ、読解後に語彙と読解のテストを行った。分析の結果、評価+で参照語数が有意に多くなっていた。そこで、参照語数の違いを考慮した共分散分析を行ったところ、読解テストは評価+の得点が有意に高いが、語意テストは両条件で有意差がなかった。これらの結果から“評価”は初級学習者の読解を促進するが、語彙学習は促進しない可能性も考えられる。

■発表2 宮崎側(司会:長友)(14:15-14:55)
「中国人技能実習生の日本語自然習得―あいづちの習得研究―」
山中 鉄斎(宮崎大学教育学研究科学校教育支援専攻大学院生)
《要旨》
数ヶ月の座学期間の後、職場に配属されて仕事に従事する中国人技能実習生の日本語習得を高自然習得と規定し、自然習得者が教室習得者に比べて身につけやすい流暢さという面を、あいづち習得の観点から明らかにしていく。通常の学習者が教室で学ぶことがほとんどない「あいづち」の習得が、自然習得環境下でどのように進んでいくのかを縦断的に観察し、分析する。データには、縦断的に録音した母語話者との自然会話データを使用し、Aグループ(来日1年の3名、8ヶ月にわたるデータ)とBグループ(来日1ヶ月の3名、5ヶ月にわたるデータ)に分けて、先行研究との比較を行いながら分析を行う。

<休憩>

■パネルディスカッション「多言語・多文化教育を考える」(15:10-15:50)
 宮崎側 長友和彦(宮崎大学教授)
 東京側 森山新(お茶の水女子大学准教授)
宮崎大学とお茶の水女子大学で行われている多言語・多文化教育について紹介、その現状と課題、今後の発展可能性について考える。

■発表3 宮崎側(司会:長友)(15:50-16:30)
「多言語学習者の学習ストラテジーについての考察」
魏艾玲(宮崎大学教育研究科日本語支援教育専攻大学院生)
《要旨》
今までのマルチリンガル研究は、ヨーロッパのような多言語環境で育った人を対象にしたものが多いが、アジア(特に東アジア)の多言語学習者を対象にした研究はあまりない。筆者は、多言語環境にない多言語学習者がなぜ、どのようにして多言語能力を身に付けることができたのか、多言語学習者の言語学習経験の実態調査を通して解明したいと考える。
そのため、本研究では、日、中、英、韓など多言語能力を持っている多言語学習者を対象に、SILL(Strategy Inventory for Language Learning)を改良したアンケートを用いて言語学習ストラテジーについての調査を行った。筆者は、学習者の言語学習ストラテジーの運用と、学習者の言語学習に対するビリーフ、言語学習経験、言語能力、各言語それぞれの学習動機、言語学習環境などとの関わりを考察し、その結果を今回の研究会で発表したい。


ご来場、お待ちします。

第75回第二言語習得研究会(関東)の発表者募集

会員の皆様

本研究会のメールアドレスが変更になりました。
新しいメールアドレスは

sla.kanto.ocha@gmail.com です。

今後本研究会へのご連絡はこちらにお願いいたします。

******************************************************
第75回の第2言語習得研究会(関東)の発表者募集

みなさま

次回(第75回)の第2言語習得研究会(関東)の日程をお知らせいたします。同時に、次回の研究会での発表者を募集しております。

第75回第2言語習得研究会(関東)の日程;
次回は2010年10月16日(土)です。
次回の研究会は、宮崎大学の長友先生が中心のマルチリンガリズム研究会と合同で行われます。
午後1時半(発表者3名の場合)、または2時(発表者2名の場合)からお茶の水女子大学にて予定しております。
詳細につきましては、後日改めてご案内申し上げます。

発表者募集;
発表は、会員・非会員を問いません。
但し、発表希望多数の場合は、会員を優先させていただきます。
発表をご希望の方は下記の項目を記載したものをE-mailで事務局宛にお送りください(9月15日締切)。
こちらから折り返しご連絡いたします。 

(1)発表題目(簡単な内容説明400字以内を添える)
(2)氏名
(3)所属(大学、日本語学校、研究所名など)
(4)職名(非常勤講師、大学院生など)
(5)連絡先(E-mail、電話番号、ありましたらFAX番号)

ご応募、お待ちしております。

第4回SLA読書会のご案内

皆様

3月から始まったSLA読書会の第4回を以下の日程で開催します。
ご興味のある方は、ぜひご参加ください。
会場準備の都合上、参加される方は、メールでお知らせください。

************************************
皆さま

麗澤大学の大関です。
第二言語習得研究会(関東)からの、お知らせです。
第4回SLA読書会を、以下の日程で開催いたしますので、
ぜひご参加ください。

★3回までと会場が変わりますので、ご注意ください。
(いつもの第二言語習得研究会(関東)の会場の部屋です)

会場&ハンドアウト準備の都合上、参加される方は、
メールでご連絡ください。
よろしくお願いいたします。


日時:9月4日(土)13:00~
場所:【注意!】お茶の水女子大学 文教2号館3階302教室
連絡先:麗澤大学 大関浩美 hoozeki@reitaku-u.ac.jp


★土曜日は、正門(東門)しか開いていませんので、
最寄り駅は丸の内線の茗荷谷駅になります。
有楽町線の護国寺から近い門は開いていませんので、
ご注意ください。
(護国寺駅から正門まで歩くのは、結構遠いです)

アクセスマップ
http://www.ocha.ac.jp/common/image/access_map2.jpg

建物は、こちらのキャンパスマップの11番の建物です。
http://www.ocha.ac.jp/access/campusmap_l.html


★読む論文は、次の論文です。

Segalowitz, N., & Hulstijn, J. (2005).
Automaticity in bilingualism and second language learning.
In J. F. Kroll (Ed.), Handbook of bilingualism: Psycholinguistic
approaches (pp. 371-388). New York: Oxford University Press.

前回の話題explicit/implicit knowledgeに引き続き、今回は「自動化」につい
て、みんなで頭を悩ませあい、語り合いたいと思います。
bilingualismのhandbookの中の1章ですが、L2について書かれている部分のほう
が多い論文です。
自動化に関する研究のレビューや理論的な話で始まり、
「Automaticity and Communicative Approaches」という実践にも関わる節で終
わっており、
私自身まだきちんと読んでいませんが、面白そうな論文です。


★入手方法:PDFファイルをフリーでダウンロードできます。
 ↓ このリンクのページの一番上です
http://scholar.google.com/scholar?q=Automaticity+in+bilingualism+and+second+language+learning&hl=en&btnG=Search&as_sdt=2001&as_sdtp=on

上のリンクでうまくいかない場合、
Google scholar  http://scholar.google.com 
で、論文名で検索すると、
一番上に、出てきます。
普通のgoogleで検索する場合、1ページ目の上から7番目ぐらいに出てきます。


では、ご参加をお待ちしております。

第3回SLA読書会のご案内

皆様

3月から始まったSLA読書会の第三回を以下の日程で開催します。
ご興味のある方は、ぜひご参加ください。
会場準備の都合上、参加される方は、メールでお知らせください。


日時:7月3日(土)午後1時から3時ごろまで
場所:お茶の水女子大学 人間文化創成科学研究科棟
   4階405号室 

アクセスマップ
http://www.ocha.ac.jp/common/image/access_map2.jpg

建物は、こちらのキャンパスマップの16番の建物です。
http://www.ocha.ac.jp/access/campusmap_l.html 

(土曜日は、正門(東門)しか開いていませんので、
最寄り駅は丸の内線の茗荷谷駅になります。)

論文:Ellis, R. (2006). Modelling learning difficulty and second language proficiency: The differential contributions of
implicit and explicit knowledge.
Applied Linguistics, 27, 431–463.
(明示的知識と暗示的知識が言語習得において、どんな役割を果たすかという
ことに関する論文です。これも、最近の「読んでおきたい一本」です。)

参加費:必要に応じて資料コピー代実費
申し込み先&連絡先:麗澤大学 大関浩美 hoozeki@reitaku-u.ac.jp
論文は、原則としてご自身で入手してください。
ただし、入手が難しい場合、ご遠慮なくご相談ください。

前回同様、どなたでもご参加いただけますが、
必ず読んで参加してくださるよう、お願いいたします。
1回2時間程度で、毎回1本の論文を読みますので、
全員が読んでいることを前提に、論文全体をまとめたあと、
疑問点などについてディスカッションという形で進めていきます。


ご参加をお待ちしております。

第74回第二言語習得研究会(関東)のご案内

皆様
次回第74回第二言語習得研究会(関東)をご案内いたします。

………………………………………………………
◆日時; 2010年6月19日(土)午後13時30分からを予定しております(開場は13時となります)。
◆場所; お茶の水女子大学文教2号館302教室
*大学まで;http://www.ocha.ac.jp/common/image/access_map2.jpg
土曜のため、正門(東門)しか開いていません。正門は春日通り沿いですので、最寄り駅は丸の内線の茗荷谷駅になります。
*学内マップ;http://www.ocha.ac.jp/access/campusmap_l.html
正門(東門)から入って一番遠い11番の建物です。
◆研究会参加について:
参加への事前予約等はございません。2010年度(4月以降)初めていらっしゃいます方は、当日、受付にて年会費の(2000円)をお納めいただきますようお願いいたします。非会員の方も同様にお納めいただき、入会していただきますようお願いいたします。なお、4月にお越しくださいました方は、既に会費をお支払いいただいておりますので無料となります。

◆研究発表① 13:30~14:10
「日本語学習者の使用する「外の関係の連体修飾節」 ~KYコーパスの分析から~」
 大関浩美(オオゼキ ヒロミ) 麗澤大学外国語学部 
【要旨】
日本語の名詞修飾節に関する習得研究では、英語等の関係節にほぼ相当する「内の関係の連体修飾節」(寺村1975)を対象とした研究が中心になっており、「外の関係」を対象とした研究はほとんど行なわれていない。本研究では、KYコーパスで韓国語・中国語・英語母語話者が使用した「外の関係の連体修飾節」を取り出し、学習者がどのような「外の関係」を使用しているかを分析し、また日本語母語話者の使用と比較した。その結果、①陳述度が高い修飾節に「話」「考え」などの名詞を付加する形が使われやすい、②逆に陳述度の非常に低い修飾節も早い段階から使われる、③「外の関係」を多く使用している学習者でも日本語母語話者に比べ被修飾名詞の異なり数は多くない、④付加するかどうかの規則が非常に複雑である「という」に関しては、上級以上では母語話者の使い分けに近いものになっている、ことなどがわかった。これらの結果を踏まえ、学習者の「外の関係」は、修飾構造を体系として捉え生産的に広げていくというよりも、個々の表現として覚えたものを中心にアイテム・ベースに進む(N. Ellis 2003)のではないかという議論を行なう。

◆研究発表② 14:10~14:50
「基本動詞の多義的な意味の習得に日本語習熟度と滞日期間が与える影響について -中国人と韓国人を対象に-」
 林秀(リン シュウ) お茶の水女子大学大学院生
【要旨】
 本研究は日本語学習者の基本動詞の多義的な意味知識の習得を調べることを目的として行われた。中国人学習者と韓国人学習者を対象に、日本語能力試験3級程度の基本動詞8つ(止める、払う、起こす、移す、おりる、下げる、付ける、立てる)について文完成テストと文翻訳テストを行った。文完成テストにおける錯乱肢は母語の影響がみられやすい語を用いた。対象語テストの得点と言語習熟度、滞日期間、母語の影響との関係を分析した。その結果、まず、言語習熟度は、文完成テストと高い相関がみられ、文翻訳テストとはやや高い相関がみられた。次に、滞日期間は、文完成テストと高い相関がみられ、文翻訳テストとは低い相関がみられた。このことから、日本語学習者の基本動詞の多義的な意味の習得は、日本語習熟度の他に、滞日期間の影響もあることが明らかになった。また、母語による影響は、言語習熟度が低く滞日期間が短い学習者に一部観察された。

◆講演  15:00~15:40
「よい研究をするには何が必要か  ~佐々木嘉則さんの残したもの~」
白井恭弘(シライ ヤスヒロ) ピッツバーグ大学言語学科 教授
【要旨】
 本講演では、今年1月に急逝した佐々木嘉則氏の業績・足跡を、エピソードも交えて振り返りながら、すぐれた(言語習得)研究をするにはどのような要素が必要なのかを検討する。特に、氏が強調していた「理論」の重要性、先行研究と自分の研究との関連づけなどについて、リサーチクエスチョン表などの具体例を用いて、どのように研究のレベルをあげて行くかを考える。


ご来場お待ちします。

第74回第2言語習得研究会の発表者募集

みなさま

次回(第74回)の第2言語習得研究会(関東)の日程をお知らせいたします。
同時に、次回の研究会での発表者を募集しております。

第74回第2言語習得研究会(関東)の日程;
次回は2010年6月19日(土)です。
午後1時半(発表者3名の場合)、または2時(発表者2名の場合)からお茶の水女子大学にて予定しております。
詳細につきましては、後日改めてご案内申し上げます。

発表者募集;
発表は、会員・非会員を問いません。
但し、発表希望多数の場合は、会員を優先させていただきます。
発表をご希望の方は下記の項目を記載したものをE-mailで事務局宛にお送りください(5月22日締切)。
こちらから折り返しご連絡いたします。 
(1)発表題目(簡単な内容説明400字以内を添える)
(2)氏名
(3)所属(大学、日本語学校、研究所名など)
(4)職名(非常勤講師、大学院生など)
(5)連絡先(E-mail、電話番号、ありましたらFAX番号)

ご応募、お待ちしております。

第2回読書会(2010年5月15日)

3月から始まったSLA読書会の第二回を以下の日程で開催します。
参加ご希望の方は、メールでご連絡ください。

日時:5月15日(土)午後1時から3時ごろまで
場所:お茶の水女子大学 人間文化創成科学研究科棟4階405号室 

アクセスマップ
http://www.ocha.ac.jp/common/image/access_map2.jpg

建物は、こちらのキャンパスマップの16番の建物です。
http://www.ocha.ac.jp/access/campusmap_l.html 

(土曜日は、正門(東門)しか開いていませんので、最寄り駅は丸の内線の茗荷谷駅になります。)

論文:Luk Z. & Shirai Y. (2009)Is the acquisition order of grammatical
morphemes imperviousto L1 knowledge? Evidence from the acquisition of
plural -s,articles, and possessive's (Review Article).
Language Learning, 59, 721-754.
(「母語に関わらない」習得順序、ということに疑問を投げかけた論文です)

参加費:必要に応じて資料コピー代実費
申し込み先&連絡先:麗澤大学 大関浩美 hoozeki[a]reitaku-u.ac.jp
※[a]を@に直してお送りください
論文は、原則としてご自身で入手してください。
入手が難しい場合、ご相談ください。

前回同様、どなたでもご参加いただけますが、各自必ず読んで参加してくださるよう、お願いいたします。
1回2時間程度で、毎回1本の論文を読みますので、全員が読んでいることを前提に、論文全体をまとめたあと、疑問点などについてディスカッションという形で進めていきます。
ご参加をお待ちしております。
麗澤大学外国語学部 大関浩美

第73回第2言語習得研究会(2010年4月17日)

会員の皆様

※重複して受け取られた方はご容赦ください
第73回第2言語習得研究会のご案内をお送りいたします。

………………………………………………………
◆日時; 2010年4月17日(土)午後13時30分からを予定しております(開場は13時となります)。
◆場所; お茶の水女子大学文教2号館302教室
*大学まで;http://www.ocha.ac.jp/common/image/access_map2.jpg
土曜のため、正門(東門)しか開いていません。正門は春日通り沿いですので、最寄り駅は丸の内線の茗荷谷駅になります。
*学内マップ;http://www.ocha.ac.jp/access/campusmap_l.html
正門(東門)から入って一番遠い11番の建物です。
◆研究会参加について:
参加への事前予約等はございません。
2010年度初回ですので、当日、受付にて年会費(2000円)をお納めいただきますようお願いいたします。
非会員の方も同様にお納めいただき、入会していただきますようお願いいたします。

◆講演
  「第二言語習得研究における機能主義の可能性」
  木山三佳(キヤマ ミカ) 明海大学外国語学部日本語学科
【要旨】
機能主義とは、学習者が表そうとしている機能に注目しない限り中間言語を明確に解釈できないと考え、産出に現れた学習者の意味を形成する試みを記述するものである。これまでの研究成果は、第一言語の発達や第二言語の文法体系や語用論的側面の発達など、初期段階の自然習得環境にある学習者を対象としたものに集中している。そこで、中級以降の教室習得学習者を対象とした接続助詞の研究を例として第二言語習得研究における機能主義の可能性を考える。

◆研究発表
1.「タイ人児童の来日3・4年目の学習作文について―物語文と説明文における日本人児童との比較」
 細野尚子(ホソノ ナオコ) 横浜国立大学大学院 教育研究科言語文化系 専攻日本語 修了生
【要旨】
 来日3~4年目の小学3~4年生のタイ人児童と同じ在籍学級の日本人児童38名の1年間にわたる4つの学習作文を取り上げ、書かれた作文の総形態素、教科書からの引用率、文の複雑さ、誤用を日本人児童と比較した。引用率において、来日3年目の説明文についての学習作文は、教科書からの引用がほぼ半分の日本人児童の約2倍の量であった。また、日本人児童であっても、説明文は物語文より高い引用率であった。引用は、自分の言いたいことや書きたいことを表現する一つのスキルであることが分かった。文の複雑さを従属節と並列節の数で比較したが、違いは見られなかった。誤用について、外国人児童の場合、助詞は脱落と文法的な間違いが多く、動詞や名詞の間違いは、ひらがなによる脱字によるものが多かった。さらに、文と文をつなぐ接続表現を外国人児童の作文と発話より調べた。接続語は4年目の作文で現れ、話しことばで多く使われているものが書きことばの中で出現することが分かった。

2.「中国人日本語学習者における日本語の受身文の学習の理解度に関する研究」
曹琳琳(ソウ リンリン) お茶の水女子大学大学院科目履修生
【要旨】
 本研究では、日本語能力が異なる中国人学習者を対象に、日本語の受身文の4種類について、文の構造の理解度と、学習者と日本語母語話者の具体的な場面・状況における使用の傾向を調査した。調査資料は文法タスクと4コマ漫画による文産出テストである。その結果、以下のことが明らかになった。(1)文の構造の理解度について、受身文の4種類のうち、日本語能力による差が見られなかったのは「有生物直接受身」であった。一方、日本語能力による差が見られ、そして日本語能力に応じて理解度が高まっているのは「非持ち主間接受身」であった。(2)具体的な場面・状況における受身文の4種類の使用の傾向は、日本語能力によって異なり、それぞれ日本語母語話者と類似あるいは相違した傾向が見られた。特に注目すべきは「非持ち主間接受身」について、どのレベルの学習者も日本語母語話者より多く使用している点である。

ご来場お待ちします。

第2言語習得研究会(関東地区)
事務局:鄭在喜
http://jsl2.li.ocha.ac.jp/SLAken/sla.html
e-mail: sla[a]cc.ocha.ac.jp
※[a]を@に直してお送りください

第2言語習得研究会(関東)とは

第2言語習得研究会(関東地区)

1.設立の趣旨
本研究会の設立は1993年、第2言語あるいは中間言語とも呼ばれる学習者言語を解明することで、言語学習・言語教育に寄与することを目的として設立されました。学習者言語の中でも、特に、第2言語としての日本語に焦点を当て、その研究を押し進め、その成果を日本語教育の現場に還元することを目的としています。学習者言語は常に可変的ですし、母語の影響も受けます。目標言語の特質の中には習得が困難なものもあります。また、学習者間の母語の違いにもかかわらず、共通した習得過程も観察されます。そのような学習者言語の諸相を明らかにし、現場の教師の方と共に、実践への応用のあり方を考える場が本研究会です。多くの方のご参加を期待しています。

2.活動予定
2月、4月、6月、10月の、原則として第3土曜日の1時半又は2時から、お茶の水女子大学他にて、研究会を開催いたします。1回2名から3名の発表者を予定しております。発表の申し込みは、研究会の1ヶ月前までに、事務局にご連絡ください。ビジターの発表も歓迎しております。ただし、発表希望者多数の場合は、会員を優先させていただきます。

3.第二言語習得研究会全国大会
本研究会は、全国組織である第二言語習得研究会の関東地区の研究会です。第二言語習得研究会では、毎年12月に全国大会を行なっております。開催日時、場所などについては、第二言語習得研究会のHP(http://jsl.li.ocha.ac.jp/jasla/)をご覧ください。

4.ジャーナル
本研究会の全国組織である第二言語習得研究会では、研究会誌『第二言語としての日本語の習得研究(Acquisition of Japanese as a Second Language)』を発行しています。1997年7月に創刊号が発行され、現在第12号まで出ています。投稿方法の詳細については第二言語習得研究会のHP(http://jsl.li.ocha.ac.jp/jasla/)をご覧ください。なお、ジャーナルは会員の方に2号、3号、4号を特別割引価格にてお分けしております。ご希望の方は事務局までお申し付けください。5号以降は「にほんごの凡人社」(http://www.bonjinsha.com/)にて販売中です。

5.規 約
第1条 本会は、第2言語習得研究会(関東地区)と称し、事務局をお茶の水女子大学大学院森山新研究室に置く。
第2条 本会は、第2言語習得研究の推進、ならび会員相互の連携を図ることを目的とする。
第3条 本会は、次の事業を行う。
1. 研究会の開催。
2. その他、本会において有意義と認められた事項。
第4条 本会は、第2言語習得の研究に携わる研究者及びそれを志す者、ならびに第2言語教育に携わる者を以って会員とする。
第5条 本会には、次の役員を置く。
1. 代表 1名
2. 運営委員 5名前後
第6条 本会の会議は、総会及び運営委員会とする。総会は年1回開催し、会務・会計の報告及び重要事項の決議を行う。
第7条 第3条に述べる事業遂行の為、必要に応じ会費を徴収することができる。但し、会費、その他の収支決算は、総会に於いて報告するものとする。
第8条 本規約の変更は、総会の決議による。
附則 本会則は平成11年7月3日から施行する。
改定 平成15年4月1日
平成21年6月20日
平成22年2月15日

6.発表の申し込み
本研究会では、以下の要領で発表を募集しております。
発表資格: 会員、非会員を問わず、受け付けております。但し、発表希望者多数の場合は、会員を優先させていただきます。
発表内容: 第2言語習得に関連する内容で、未発表のものに限ります。
発表時間: 原則として、質疑応答の時間も含め、1件あたり40分ぐらいです。
応募要領:
(1)発表題目(簡単な内容説明を添える)
(2)氏名
(3)所属(大学、日本語学校、研究所名など)
(4)職名(非常勤講師、学生など)
(5)連絡先(住所および電話番号、できればFAX番号とE-mailアドレスも)
上記を記載したものを、FAXあるいはE-mailで事務局宛てにお送りください。
申し込まれた方には、こちらから折り返しご連絡いたします。
申込締切: 希望する発表日の1ヵ月前までにお申し込みください。研究会は、原則として2月、4月、6月、10月の第3土曜日に開催されます。正確な日程は事務局までお問い合わせください。
レジュメ: 発表者は、研究会の3日前(必着)にレジュメを事務局にお送りください。
応 募 先: sla[a]cc.ocha.ac.jp [a]を@に変更してください。
〒112-8610 東京都文京区大塚2-1-1
お茶の水女子大学大学院 森山新研究室内 第2言語習得研究会事務局
TEL: 03-5978-5214 FAX:03-5978-5211
疑問の点は、事務局までお問い合わせください。

7.入会について
入会資格:第2言語習得(日本語教育)に関心をお持ちの方。
会費  :年会費2000円(但し運営委員は4000円)
※ただし、開催回数を考慮して、10月以降は1000円(運営委員は2000円)とする。

入会受付:入会は、研究会の当日に受け付けております。
交通:有楽町線 護国寺駅より徒歩約8分
丸の内線 茗荷谷駅より徒歩約8分

第2言語習得研究会(関東地区)
事務局:
お茶の水女子大学大学院
森山新研究室
〒112-8610 東京都文京区大塚2-1-1
TEL: 03-5978-5214 FAX:03-5978-5211
E-mail: sla@cc.ocha.ac.jp

8.過去の研究会
http://mywiki.jp/slakanto/kenkyukai/

9.第二言語習得研究会(JASLA)
http://jsl.li.ocha.ac.jp/jasla/