研究会のホームページ

第2言語習得研究会(関東)の会員の皆様、
このたび研究会の公式ホームページを移転しました。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。
http://jsl.li.ocha.ac.jp/kasla/


第82​回第2言語習得研究会​(関東)の発表者募集

みなさま

次回(第82回)の第2言語習得研究会(関東)の日程をお知らせいたします。
 同時に、次回の研究会での発表者を募集しております。
 今回は締め切りまでの時間が短いので、早めのお申し込みをお待ちしております。 


第82回第2言語習得研究会(関東)の日程;
次回は2012年6月16日(土)です。
午後1時半からお茶の水女子大学にて予定しております。
(発表者数により、開催時間は変更される場合がございます。)
詳細につきましては、後日改めてご案内申し上げます。

発表者募集;
第二言語としての日本語、英語などの習得研究及びその関連領域であれば発表が可能です。
発表は質疑応答を含め、45分程度です。
各大学でご活躍の諸先生方、大学院生などの貴重なコメントが受けられます。
発表は、会員・非会員を問いません。
但し、発表希望多数の場合は、選考をして発表者を決定させていただきます。
発表をご希望の方は下記の項目を記載したものをE-mailで事務局宛にお送りください。
締め切りは5月18日(金)です。
こちらから折り返しご連絡いたします。

(1)発表題目(簡単な内容説明を400字以内を添える)
(2)氏名(ふりがな併記)
(3)所属(大学、日本語学校、研究所名など)
(4)職名(非常勤講師、大学院生など)
(5)連絡先(E-mail、電話番号、ありましたらFAX番号)

 みなさんのご応募お待ちしております!

e-mail: sla.kanto.ocha[at]gmail.com
スパムメール防止のため、[at]を@に変えて返信してください。


第11回SLA読書会のお知らせ

会員の皆さま

SLA関係の論文を読む読書会を、
5月は以下の通り行います。
ご興味のある方は、ぜひご参加ください。

いつものように、ハンドアウトの用意等のため、参加ご希望の方は、大関(hiromi_55jp[at]yahoo.co.jp)までご連絡ください。
([at]を@に変えてご連絡ください。)

★会場は、5月はお茶大です★

■日時:5月12日(土)13:30~
■場所:お茶の水女子大学
文教育学部1号館1階、多目的室(グローバル教育センター左となり)
http://www.ocha.ac.jp/access/campusmap_l.html
(地図4の建物です)

大学へのアクセスマップ
http://www.ocha.ac.jp/common/image/access_map2.jpg

土曜日は、正門(東門)しか開いていませんので、
最寄り駅は丸の内線の茗荷谷駅になります。
有楽町線の護国寺から近い門は開いていませんので、
ご注意ください。
(護国寺駅から正門まで歩くのは、結構遠いです)

■読む論文
Williams, J. N. (2004). Implicit learning of form-meaning connections.
In B. VanPatten, J. Williams, S. Rott & M. Overstreet (Eds.),
Form-meaning connections in second language acquisition (pp. 203-218).
Mahwah, NJ: Lawrence Erlbaum Associates.

form-meaning connectionsに関するimplicit learningが可能かを検証した研究論文です。
L1に似たようなシステムがないitemには、implicit learningは難しい、というような結果が出ています。
今回の論文は、Webでのダウンロードはできないので、入手が難しい方は、大関までご連絡ください。
PDFファイルをお送りします。

ご参加をお待ちしております。

第81​回第2言語習得研究会​(関東)のご案内

みなさま

次回第81回第2言語習得研究会のプログラムをご案内いたします。
どうぞ皆様お誘い合わせの上、ご来場くださいませ。
(※開催会場にご注意ください)

………………………………
◆日時;2012年4月28日(土) 13:30~17:00
    (開場は13:00となります)

◆ 場所: お茶の水女子大学 生活科学部 306教室
 (正門から入って正面に見える建物(大学本館)の3階です)
*大学まで;
http://www.ocha.ac.jp/common/image/access_map2.jpg
土曜のため、正門(東門)しか開いていません。
正門は春日通り沿いですので、最寄り駅は丸の内線の茗荷谷駅になります。
*学内マップ;
http://www.ocha.ac.jp/access/campusmap_l.html

◆研究会参加について:
参加への事前予約等はございません。
2012年度初回ですので、当日、受付にて年会費(2000円)をお納めいただきますようお願いいたします。
非会員の方も同様にお納めいただき、入会していただきますようお願いいたします。

◆プログラム
【研究発表1】13:30-14:10  
 張勇「日本語学習が異文化態度の形成に与える影響についての研究:中国人日本語専攻の大学生を対象に」
【研究発表2】14:20-15:00
 小針奈津美「JFL環境で学ぶ中国人日本語学習者の縮約形の習得について―「使わない」学習者の気持ち―」
【研究発表3】15:10-15:50
中野二郎「漢語のリズムパターンとアクセントとの関係性―漢語の発音習得のための一提案―」
【講演会】16:00-17:00
向山陽子「第二言語習得における言語適性の役割」


■研究発表1 (13:30-14:10) 
「日本語学習が異文化態度の形成に与える影響についての研究:中国人日本語専攻の大学生を対象に」
張 勇(ちょう ゆう) 政策研究大学院大学 大学院生

【要旨】本研究では、日本語を学習することで学習者の対日態度にどんな変化が起こるか、また、それは異文化一般に対する態度にも波及するかを検証する。調査は、日本語専攻と他専攻の中国人大学生799名(1年生~4年生)を対象に、質問紙調査を実施し、データを収集した。調査の結果、日本語専攻大学生は、全体的により肯定的・中立的な対日態度を持っていることが分かった。低・高学年を比較した結果、他専攻大学生については変化が見られなかったのに対し、日本語専攻大学生は、肯定的・中立的な対日態度を維持しつつも、高学年になると否定的な対日態度が上昇した。この結果から、学習が進むにつれて、学習者の対日認識が多面的になり、複雑化することが窺われる。異文化一般に対する態度に関しては、学年が上がるにつれて、日本語専攻大学生が異文化に対する柔軟さを持つことが明らかになり、対日態度の複雑化が異文化に対するより柔軟な姿勢につながる可能性が示唆された。

■研究発表2 (14:20-15:00)
「JFL環境で学ぶ中国人日本語学習者の縮約形の習得について―「使わない」学習者の気持ち―」
小針 奈津美(こばり なつみ) 早稲田大学大学院日本語教育研究科 大学院生

【要旨】本研究では、中国人大学生を対象に質問紙調査を行い、16種の縮約形について、知識の有無、使用の有無、知っているにも関わらず使わない理由を質問し、学習者の持つ知識と使用意識を明らかにした。調査の結果、縮約形を使わない理由の中には「知識はあるが使いたくない」が含まれていることがわかった。「使いたくない」という「気持ち」に着目して行ったインタビューでは、各々の学習者が原形との使い分けの独自の基準を持ち、それらは文化的背景や学習リソースの影響を受けている様子が窺えた。また、「縮約形を使うと相手とより親しくなれる」という声も聞かれた。縮約形の習得の重要性が示唆されたが、原形からの変形方法や母語話者の使用実態を提示するだけでは不十分ではないだろうか。教育現場においては、縮約形の使用に対する学習者の「気持ち」に配慮しながら、学習者と教師が共に縮約形を使ったコミュニケーションを考えていく必要があるであろう。

■研究発表3 (15:10-15:50)
「漢語のリズムパターンとアクセントとの関係性―漢語の発音習得のための一提案―」
中野 二郎(なかの じろう) 拓殖大学大学院言語教育研究科 大学院生・早稲田大学日本語教育研究センター インストラクター・秀林外語専門学校日本語学科 講師

【要旨】日本語のアクセント研究では、ある程度の規則が整理され、学習者の習得サポートに少なからず貢献している。例えば、音声教材では、動詞や形容詞や外来語に関してはアクセントパターンを提示し学習者のサポートを図っており、研究成果が教育の場に生かされている。しかし、名詞のうちで大多数を占める漢語に関しては特にフォーカスを当てて、学習法まで論じた研究は多く見られない。漢語の特徴として、重音節(特殊拍を含む、2拍の音節)を含む割合が高いことが挙げられる。音節リズム言語を母語とする漢字圏からの学習者にとって、漢語は親しみやすい一方、発音に関しては拍とアクセント両面で母語干渉が出やすい語種である。本研究では、漢語のリズムパターンとアクセントの関係を、教材やアクセント辞典を題材として数量的に明らかにする。調査では、既にある程度の有意な関係性が示唆されている(例:軽音節と軽音節の組み合わせ、例えば「意志」、「都市」のような語は頭高である確率が高い等)。リズムとアクセントの関係性を利用することで、漢語の発音習得のために効率よい方法を提案する。

■講演会 (16:00-17:00)
「第二言語習得における言語適性の役割」
向山 陽子(むこうやま ようこ) お茶の水女子大学

【概要】第二言語習得研究は習得の普遍性の追究から始まったが、近年は習得の個別性に着目する研究が徐々に増えてきた。言語適性、動機づけ、学習スタイルなど、個人によって異なる特性が習得に影響しているが、その中でも言語適性の影響が最も大きいと考えられている。本発表では、まず言語適性を巡る近年の研究動向を整理し、現在どのようなことが議論されているかについて述べる。 次に中国語を母語とする日本語学習者を対象として行った縦断的研究から明らかになった言語適性と学習成果の関係について紹介する。その中で、研究遂行に当たり、どのように研究課題を設定し、研究課題に答えを出すためにどのような研究計画を立てたのか、また、どのように論文にまとめたのかといったことについても併せて説明する。


ご来場お待ちしております。


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第2言語習得研究会(関東)
事務局:曺ナレ
http://sla-kanto.blogspot.com/
e-mail: sla.kanto.ocha[at]gmail.com
スパムメール防止のため、[at]を@に変えて返信してください。
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第81回第2言語習得研究会(関東)の発表者募集

みなさま

次回(第81回)の第2言語習得研究会(関東)の日程をお知らせいたします。
同時に、次回の研究会での発表者を募集しております。

第81回第2言語習得研究会(関東)の日程;
次回は2012年4月28日(土)です。
午後1時半からお茶の水女子大学にて予定しております。
(発表者数により、開催時間は変更される場合がございます。)
詳細につきましては、後日改めてご案内申し上げます。

発表者募集;
第二言語としての日本語、英語などの習得研究及びその関連領域であれば発表が可能です。
発表は質疑応答を含め、45分程度です。
各大学でご活躍の諸先生方、大学院生などの貴重なコメントが受けられます。
発表は、会員・非会員を問いません。
但し、発表希望多数の場合は、選考をして発表者を決定させていただきます。


発表をご希望の方は下記の項目を記載したものをE-mailで事務局宛にお送りください(3月21日締切)。
こちらから折り返しご連絡いたします。

(1)発表題目(簡単な内容説明を400字以内を添える)
(2)氏名(ふりがな併記)
(3)所属(大学、日本語学校、研究所名など)
(4)職名(非常勤講師、大学院生など)
(5)連絡先(E-mail、電話番号、ありましたらFAX番号)

e-mail: sla.kanto.ocha[at]gmail.com
スパムメール防止のため、[at]を@に変えて返信してください。

ご応募お待ちしております。

第10回SLA読書会のお知らせ

会員の皆さま

SLAの文献を読む読書会を、3月は以下の通り行います。
(1月は日程の都合がつかず、開催できませんでした)

ご興味のある方は、ぜひご参加ください。

ハンドアウトの用意等のため、参加ご希望の方は、
大関(hoozeki[at]reitaku-u.ac.jp)までご連絡ください。
([at]を@に変えてご連絡ください。)


★会場がいつもと異なりますのでご注意ください★

■日時:3月9日(金)13:30~
■場所:麗澤大学東京研究センター
    〒163-1304 東京都新宿区西新宿6-5-1 
    新宿アイランドタワー4階4104号室
     
    ●東京メトロ・丸の内線「西新宿駅」に直結
    ●都営地下鉄大江戸線・都庁前駅からは徒歩5分。
    ●「新宿駅」西口から徒歩10分(新宿警察署そば)。

   案内図は、このリンク先の下のほうにあります↓
   http://rock.reitaku-u.ac.jp/link/traffic.html

 ★アイランドタワーの敷地内には、
  本屋さんなどが入っている低い建物もありますが、
  44階建ての高層ビルがアイランドタワーです。
  東京研究センターは、高層ビル部分の4階にあります。
  高層ビルの入り口を入って、低層階行きエレベーターに乗ってください。
  (低層階行きエレベーターの表示がちょっとわかりにくいです。)
  4階で降りて、廊下を右に進んでください。一番奥の左手が会場です。

■読む論文
Tokowicz, N., & MacWhinney, B. (2005)
Implicit and explicit measures of sensitivity to violations in second 
language grammar: An event-related potential investigation.
Studies in Second Language Acquisition, 27, 173–204.

ダウンロードはこちらから↓
http://psyling.psy.cmu.edu/papers/guides/CM-L2.html

参加者の方からリクエストをいただいた論文で、
私自身はまだ読んでいませんが、
既読の方から、おもしろかったという感想をもらっています。
明示的知識、暗示的知識に関して脳波を使った研究です。

ご参加をお待ちしております。

第80回第2言語習得研究会(関東)のご案内

第80回第2言語習得研究会(関東)のプログラムをご案内いたします。

今回の第2言語習得研究会(関東)は、
本研究会を創設され、3月で定年を迎える長友和彦先生の講演会と、4件の研究発表を予定しております。
研究会の後には懇親会も予定しておりますので、こちらにも是非ご参加ください。

なお、 開始時間と会場が通常と異なりますのでご注意ください。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆ 日時:2012年2月18日(土) 13:00~17:00
    (開場は12:20となります)
     
◆ 場所:お茶の水女子大学 生活科学部 306大講義室
  (正門から入って正面に見える建物(大学本館)の3階です)

 *いつもと会場が異なりますのでご注意ください。
 *大学まで;http://www.ocha.ac.jp/common/image/access_map2.jpg
  土曜のため、正門(東門)しか開いていません。
  正門は春日通り沿いですので、最寄り駅は丸の内線の
  茗荷谷駅になります。
 *学内マップ;
  http://www.ocha.ac.jp/access/campusmap_l.html

◆ 研究会参加:
 2011年度(4月以降)初めていらっしゃる会員の方は、
当日、受付にて年会費の半額 (1000円)をお納めいただきますようお願いいたします。
非会員の方も同様にお納めいただき、入会していただきますようお願いいたします。
なお、4月、6月にお越しくださいました方は、既に会費を納付済みですので、無料となります。

◆ 懇親会のご案内:
 研究会の後、懇親会を行う予定です(18:00-20:30 茗荷谷駅近くのレストラン)
 懇親会の参加をご希望の方は①氏名②所属③連絡先(e-mail,電話番号)を明記の上、事務局sla.kanto.ocha@gmail.comまでお送りください。
 ※ 申し込み締め切り:1月30日(月)
 ※ 懇親会費:4,000円
 ※ 事前予約制ですので、お早めのご連絡をお願いします。

◆ プログラム
【研究発表1】13:00-13:35  
 岡田美穂 「JFL環境、JSL環境における中国語を母語とする学習者の存在文のニ格の習得過程」
【研究発表2】13:35-14:10
 庄倩「中国人学習者日中同形類義語の習得 ―即応産出時の難易度とそれに関わる要因について―」
✤10分休憩✤
【研究発表3】14:20-14:55
 岩下智彦「講義の進行に伴うノートテイキングの質的変化―物語文法の枠組みを用いて―」
【研究発表4】14:55-15:30
 柴田アドリアーナ・高橋薫・佐藤朝美・山内祐平
「在日ブラジル人児童を対象としたデジタル日本語教材の開発」
  ✤10分休憩✤ 
【講演会】15:40-17:00 (1時間講演、20分質疑)
 長友和彦「『多言語多文化同時学習支援論』とは…?」


◆ 研究発表

■発表1 (13:00-13:35) 
「JFL環境、JSL環境における中国語を母語とする学習者の存在文のニ格の習得過程」
岡田 美穂(おかだ みほ) 九州大学比較社会文化学府 大学院生

【要旨】 本研究は、「~に...が3人いる」といったタイプの存在文に出現するデ格の誤用は、範囲限定のデ格との混同に起因することを示すと同時に、この誤用が学習環境の異なる中国語を母語とする日本語学習者に見られるのかを検証したものである。当該存在文は、範囲限定のデ格を伴う文との区別が困難であることから、この混同が引き起こされるものと考えられる。調査は、格助詞選択テストに基づくもので、JFL環境とJSL環境の学習者に対し実施した。その結果、JFL、JSLの双方において当該存在文の二格と範囲限定のデ格の間には負の相関関係があることが分かった。これは、範囲限定のデ格の正答率が上昇すると存在文等のニ格の誤答率が上昇することを意味する。他方、存在文の二格と動作場所のデ格との間には相関関係がないことが明らかになった。このことは当該存在文に見られるデ格の誤用は、存在文の二格と範囲限定のデ格との区別がつかない習得過程を示すものと思われる。

■発表2 (13:35-14:10)
「中国人学習者日中同形類義語の習得 ―即応産出時の難易度とそれに関わる要因について―」
 庄 倩(しょう せん) 早稲田大学日本語教育研究科外国人研究員・中国南京大学外国語学院 講師

【要旨】日中同形類義語は漢語の中で最も習得しにくく、特に中国人学習者が使用する時に誤用が多いとされる。その原因を探るために、本研究では目標語を使用する際の難易度が母語の転移とその語の難易度(日本語能力試験級数)、学習者日本語習熟度より影響されるとの仮説を立てた。調査方法として、中国のある大学の日本語学科に在籍する学生35名を対象に、提示された中国語の文の意味を直ちに日本語で伝えさせる即応産出テストを実施した。分析方法としては、20個の同形類義語の難易度を調べ、統計的手法を用いて上記の仮設が成立するかどうかを検証した。 結果としては、中国人学習者が同形類義語を使用する時に母語の意味転移の影響が実在するが、それだけに左右されるものではないことが判った。意味対照タイプの違いと品詞の差異の有無、目標語の難易度、学習者日本語習熟度によって使用難易度が違ってくるとの仮説を証明した。

■発表3 (14:20-14:55)
「講義の進行に伴うノートテイキングの質的変化―物語文法の枠組みを用いて―」
岩下 智彦 (いわした ともひこ) 桜美林大学大学院言語教育研究科 修了生

【要旨】本研究は,講義の理解過程とノートテイキングの関係性を明らかにすることを目的とし,講義の進行に伴うノートテイキングの質的変化を分析したものである。調査協力者(NS4名,NNS9名)が講義DVDを視聴した際のノートを分析対象とし,物語文法(Thorndyke 1977)に基づいて抽出した講義の主要な内容が,どの程度ノートに書かれているか分析した。その結果,以下の3点が明らかになった。1)講義の進展に伴い講義の主要な内容の記述率が減少した。2)講義序盤では,物語文法における上位情報,下位情報を問わず記述されている傾向が示された。一方,講義終盤では上位情報は記述され続けていたのに対し,下位情報の記述は減少した。3)ノートの記述量が多い群と少ない群に分け分析したところ,この2つの傾向は特に記述量が少ない群に顕著であった。この結果,母語話者,非母語話者を問わず,講義の進展に伴い受講者のノートテイキングの質が変化するということが示唆された。

■ 発表4 (14:55-15:30)

「在日ブラジル人児童を対象としたデジタル日本語教材の開発」
柴田 アドリアーナ (しばた あどりあーな) 東京大学大学院学際情報学府文化・人間情報コース 大学院生

【要旨】本研究では、在日ブラジル人児童(幼稚園年長から小学校1年生)向けの、インフォーマルラーニングのデジタル日本語教材を開発した。母語習得においても、幼児期のインフォーマルな学習が、小学校入学後の日本語学習に多大な影響を与えるが、対象児童に対するインフォーマルラーニングの支援は管見では見られない。支援原理としては、社会的構成主義に基づくFifth Dimensionの理論を採用した。教材は、ブラジルと日本に馴染み深いバイリンガルの教授エージェントとの対話を通して、対象児童が一人でも日本語の学習を進められるようにデザインした。ユーザーテストの結果、対象児童が一人でも日本語の学習を進められることが確認された。また、パペットパラダイムを用いて、事前・事後テストを実施したところ、事後テストでは、学習した日本語表現を自ら産出したり、正答には至らなくても教材から受けたインプットを理解し、インテイクが促進された様子が伺えた。

◆ 講演会 (15:40-17:00)
「『多言語多文化同時学習支援論』とは…?」
長友 和彦 (ながとも かずひこ) 宮崎大学

【概要】「誤用分析」をきっかけに「中間言語研究」を始め、その後、「自然習得研究」から「多言語習得研究」へと私の研究上の関心は移っていきました。講演では、「多言語習得論」を理論的支柱の一つとする「多言語多文化同時学習支援」についてお話ししたいと考えています。「多言語多文化同時学習支援」は、最も簡潔には、「学習者が母語・毋文化を活かして、それ以外の言語・文化を二つ以上、同時に学習することを教師(指導者)が支援者、あるいはファシリテーター(推進者)として支援することである」と定義されます。グローバル・コミュニケーション、特に、東アジア諸言語を共通語とする東アジアのコミュニケーションの基盤構築に寄与しようと5年ほど前から始めたもので、宮崎大学を核として台湾・韓国・中国・日本の関係機関と連携しながら、その「理論」と「実践」と「運動」の展開を図っています。 講演では、①「多言語多文化同時学習支援」と「多言語習得論」、②「多言語多文化同時学習支援」と「言語教育論」、③「多言語多文化同時学習支援」シラバス論、④「運動体」としての「多言語多文化同時学習支援」等の観点、特に「多言語『同時』習得論」に観点を絞ってお話を進め、参加者の皆様と意見を交わすことができたらと思っています。


ご来場、お待ちしております。


-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
第2言語習得研究会(関東地区)
事務局:曺ナレ
http://sla-kanto.blogspot.com/
e-mail: sla.kanto.ocha[at]gmail.com
スパムメール防止のため、[at]を@に変えて返信してください。
-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*

第80回第二言語習得研究会(関東)の発表者募集

みなさま

次回(第80回)の第2言語習得研究会(関東)の日程をお知らせいたします。
同時に、次回の研究会での発表者を募集しております。

第80回第2言語習得研究会(関東)の日程;
次回は2012年2月18日(土)です。
午後1時半からお茶の水女子大学にて予定しております。
(発表者数により、開催時間は変更される場合がございます。)
詳細につきましては、後日改めてご案内申し上げます。

発表者募集;
第二言語としての日本語、英語などの習得研究及びその関連領域であれば発表が可能です。
発表は質疑応答を含め、45分程度です。
各大学でご活躍の諸先生方、大学院生などの貴重なコメントが受けられます。
発表は、会員・非会員を問いません。
但し、発表希望多数の場合は、選考をして発表者を決定させていただきます。
発表をご希望の方は下記の項目を記載したものをE-mailで事務局宛にお送りください(1月16日締切)。
こちらから折り返しご連絡いたします。

(1)発表題目(簡単な内容説明400字以内を添える)
(2)氏名(ふりがな併記)
(3)所属(大学、日本語学校、研究所名など)
(4)職名(非常勤講師、大学院生など)
(5)連絡先(E-mail、電話番号、ありましたらFAX番号)

e-mail: sla.kanto.ocha[at]gmail.com
スパムメール防止のため、[at]を@に変えて返信してください。


ご応募お待ちしております。

第9回SLA読書会のお知らせ

会員の皆さま

SLAの文献を読む読書会を、次回は以下の通り行います。
ご興味のある方は、ぜひご参加ください。
ハンドアウトの用意等のため、参加ご希望の方は、
大関(hiromi_55jp[at]yahoo.co.jp)までご連絡ください。
(スパムメール防止のため、[at]を@に変えて返信してください。)


■日時:11月19日(土)13:30~
■場所:お茶の水女子大学 
  文教育学部1号館1階、多目的室(グローバル教育センター左となり)
  http://www.ocha.ac.jp/access/campusmap_l.html
  (地図4の建物です)

  大学へのアクセスマップ
http://www.ocha.ac.jp/common/image/access_map2.jpg

土曜日は、正門(東門)しか開いていませんので、
最寄り駅は丸の内線の茗荷谷駅になります。
有楽町線の護国寺から近い門は開いていませんので、
ご注意ください。
(護国寺駅から正門まで歩くのは、結構遠いです)


■読む論文
Shintani, N. and Ellis, R. (2010).
The incidental acquisition of English plural –s by Japanese children in comprehension-based lessons: a process-product study.
Studies in Second Language Acquisition, 32, 607– 637.

comprehension taskのほうがproduction taskよりproductionを促進した、という研究です。
さらに、Wug test(instructionの中で出てきたitems以外にもルールが適用して産出できるかを見るテスト)までできた学習者は少なかったけれど、
少数ながらできた学習者は、comprehension taskの群だった、という結果が得られています。
子どもを対象としたものではありますが、理論的にも興味深い結果だと思います。
また、日本での子どもへの英語教育現場で取られたデータですので、
英語教育系の方にとっては、特に興味深い研究かと思います。

 ↓ここでダウンロードできます
http://www.peterbeech.com/LING1014/resources/Shintani.pdf
 

ご参加お待ちしております。

第79回第二言語習得研究会(関東)のプログラムのご案内

会員の皆様

次回第79回第二言語習得研究会のプログラムをご案内いたします。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
◆ 日時; 2011年10月15日(土) 午後1時30分からを予定しております(開場は1時となります)。

◆ 場所; お茶の水女子大学文教2号館302教室
*大学まで;http://www.ocha.ac.jp/common/image/access_map2.jpg
土曜のため、正門(東門)しか開いていません。
正門は春日通り沿いですので、最寄り駅は丸の内線の茗荷谷駅になります。
*学内マップ;http://www.ocha.ac.jp/access/campusmap_l.html
正門(東門)から入って一番遠い11番の建物です。

◆ 研究会参加について:2011年度(4月以降)初めていらっしゃる会員の方は、当日、受付にて年会費の半額 (1000円)をお納めいただきますようお願いいたします。
非会員の方も同様にお納めいただき、入会していただきますようお願いいたします。
なお、4月、6月にお越しくださいました方は、既に会費を納付済みですので、無料となります。

◆研究発表
1.「語用論の視点から見た「~てさしあげる」に関する考察
―映画・ドラマの脚本における使用例と母語話者へのアンケート調査から―」【1:30~2:15】
任麗潔 (にんれいけつ) 早稲田大学大学院日本語教育研究科 大学院生

【要旨】 本研究は、近年公開されている映画(10本)とドラマ(106本)の脚本から収集した使用33例と日本語母語話者20人を対象に行ったアンケート調査を通し、語用論の視点から「~てさしあげる」の使い方を明らかにしたものである。その結果、【1】二者間の「~てさしあげる」は、恩着せがましく聞こえることが多いため、冗談や怒りを表す場面以外は殆ど使われていない。【2】三者間の「~てさしあげる」は恩着せがましさより敬意を表すことが多く、特に①その場にいる外部の第三者に行動を行えと内部の部下に指示・命令をする際、②相手に属する第三者に行動を行えと目上の相手に助言・勧める際に、「~てさしあげる」が最も多く使われる。【3】「~てさしあげる」の使用には、話し手の属性(性別・年齢・性格など)と深く関っている。【4】現代社会における「~てさしあげる」の使用は、減少しつつあるという変遷がうかがわれる。などの傾向が見られた。

<15分休憩>

2.「メタ言語的内省が第二言語習得に与える効果―文章復元タスクによる受身の習得を通して―」 【2:30~3:15】
千葉千恵子(ちばちえこ) 国際交流基金 日本語試験センター 研究員

【要旨】 本研究では、意味重視の「文章復元タスク」に取り入れた「メタ言語的内省」が、日本語の「受身」の産出の正確さを高めることに有益かどうかを調べた。 メタ言語的内省(以下、内省)は、形式への焦点化を促し産出の正確さを高めると言われている。また「受身」は、正確な産出を行うには形式への焦点化が必要とされる。つまり、内省を引き出す処遇は、「受身」の産出の正確さを高める可能性が十分にあると考えられる。 実験では、日本語中級レベルの中国語母語話者を受身の習熟度別に分け、内省を行う群と行わない群に対して処遇を与え、事前・直後・遅延テストでの得点により指導の効果を測った。結果として、習熟度が低い学習者に産出の正確さを高める効果がみられた。特に、考える時間を与えられた産出よりも、時間制限のあるより自発的な産出において効果が明確に現れた。また、この効果は一週間後も持続することが明らかになった。

<15分休憩>

3.「留学による語用論的能力の変化」 【3:30~4:15】
深澤英美(ふかさわえみ) 上智大学大学院外国語学研究科言語学専攻 特別研究員

【要旨】 本研究の目的は3週間~5ヶ月間語学留学した大学生・短大生27名にほめへの返答の口頭談話完成テストを行い、留学前後の変化を明らかにすることである。テストでは「ほめた人(先生/友達)」「ほめられた物(靴/スピーチ)」「自己評価(ほめられた物を自分は良く思っている/思っていない)」の組み合わせで8状況を設定した。まず英語母語話者10名の結果は、ほめを受け入れる返答が多いが自己評価よりもほめた人が誰かによって受け入れるか否かを決めていた。一方、学習者は状況よりも自己評価によって返答し、留学後は前よりも“because”を使ってなぜそう思うかを説明するようになった。これも母語話者にはない返答であった。従って、学習者は留学後でも状況による返答の使い分けが母語話者のようにはできていないと言える。しかし自己評価の説明は、ほめへの同意・不同意によるフェイス侵害行為(Brown & Levinson, 1987)を軽減するための学習者独自の方策であると考えられる。


ご来場、お待ちしております。

第8回SLA読書会のお知らせ

皆さま

次回のSLA読書会のお知らせです。
電力のことなどが不透明で、7月の読書会は開催できませんでしたが、
9月は以下の日程で開催したいと思います。
今回は、今までと場所を変えて新宿で開催します。
ハンドアウトの用意等のため、参加ご希望の方は、
大関(hiromi_55jp@yahoo.co.jp)までご連絡ください。

日時:9月13日(火)13:30~
場所:麗澤大学東京研究センター
    〒163-1304 東京都新宿区西新宿6-5-1 
    新宿アイランドタワー4階4104号室
     
    ■東京メトロ・丸の内線「西新宿駅」に直結
    ■都営地下鉄大江戸線・都庁前駅からは徒歩5分。
    ■「新宿駅」西口から徒歩10分(新宿警察署そば)。

   案内図は、このリンク先の下のほうにあります↓
   http://rock.reitaku-u.ac.jp/link/traffic.html

 ★アイランドタワーの敷地内には、
  本屋さんなどが入っている低い建物もありますが、
  44階建ての高層ビルがアイランドタワーです。
  東京研究センターは、高層ビル部分の4階にあります。
  高層ビルの入り口を入って、低層階行きエレベーターに乗ってください。
   
読む論文
Laresen-Freeman, D. (2006) The Emergence of Complexity, Fluency, and Accuracy in the Oral and Written Production of Five Chinese Learners of English. Applied Linguistics, 27, 590-619.

Emergentism(創発主義)の観点からの習得研究特集号の中の1本です。
縦断的なデータを、量的にも質的にも分析している研究なので、
研究手法的にも参考になるかなと思います。
論文が入手できない方は、ご連絡ください。

個人的には、夏休みなので余裕があったら、
この特集号のIntroductionも読んでみようか、と思っています。
 ↓
Ellis, N & Larsen-Freeman, D. (2006) Language Emergence: Implications
for Applied Linguistics—Introduction to the Special Issue. Applied Linguistics, 27, 558–589.
(こちらは、フリーでダウンロードできます)

http://web.mac.com/ncellis/Nick_Ellis/Publications_files/Language%20Emergence.pdf

では、読書会へのご参加お待ちしております。



麗澤大学 大関浩美

第79​回第二言語習得研究会​(関東)の発表者募集

みなさま

次回(第79回)の第2言語習得研究会(関東)の日程をお知らせいたします。
同時に、次回の研究会での発表者を募集しております。

第79回第2言語習得研究会(関東)の日程;
次回は2011年10月15日(土)です。
午後1時半(発表者3名の場合)、または2時(発表者2名の場合)からお茶の水女子大学にて予定しております。
詳細につきましては、後日改めてご案内申し上げます。

発表者募集;
第二言語としての日本語、英語などの習得研究及びその関連領域であれば発表が可能です。
発表は質疑応答を含め、45分程度です。
各大学でご活躍の諸先生方、大学院生などの貴重なコメントが受けられます。
発表は、会員・非会員を問いません。
但し、発表希望多数の場合は、会員を優先させていただきます。
発表をご希望の方は下記の項目を記載したものをE-mailで事務局宛にお送りください(9月15日締切)。
こちらから折り返しご連絡いたします。

(1)発表題目(簡単な内容説明400字以内を添える)
(2)氏名
(3)所属(大学、日本語学校、研究所名など)
(4)職名(非常勤講師、大学院生など)
(5)連絡先(E-mail、電話番号、ありましたらFAX番号)


ご応募お待ちしております。


e-mail: sla.kanto.ocha[at]gmail.com
スパムメール防止のため、[at]を@に変えて返信してください。

第78回第二言語習得研究会(関東)のプログラムのご案内

会員の皆様

次回第78回第二言語習得研究会のプログラムをご案内いたします。
………………………………
◆日時; 2011年6月18日(土)午後2時からを予定しております(開場は1時30分となります)。
◆場所; お茶の水女子大学文教2号館302教室
*大学まで;http://www.ocha.ac.jp/common/image/access_map2.jpg 土曜のため、正門(東門)しか開いていません。正門は春日通り沿いですので、最寄り駅は丸の内線の茗荷谷駅になります。
*学内マップ;http://www.ocha.ac.jp/access/campusmap_l.html 正門(東門)から入って一番遠い11番の建物です。
◆研究会参加について:参加への事前予約等はございません。当日、今年度の初回の会員様には、受付にて年会費(2000円)をお納めいただきますようお願いいたします。
非会員の方も同様にお納めいただき、入会していただきますようお願いいたします。

◆研究発表
1.「第二言語としての日本語の接続助詞「ケド」の習得について
~KYコーパス分析を中心に~」 【2:00~2:40】
横田敦子(ヨコタ アツコ)お茶の水女子大学大学院生

【要旨】 
 本研究は、第二言語習得過程においていかに語用論的な言語能力を身につけるかという問いの一端を明らかにすることを目指し、日本語の接続助詞ケドのもつ談話における機能に着目した研究である。学習者がケドを逆接・対比のコントラストが明確なものと理解している一方で、母語話者の発話においては、必ずしもそのような特徴をもったケドの使用になるとは限らず、発話におけるケドの機能に対する認識や使用の仕方に隔たりがある。そこで、「学習者は、どの程度においてケドを用いた言語処理や発話行為におけるケド機能への認識を日本語母語話者(JNS)のそれに近づけられるか」を本稿の研究テーマとし、逆接の意味が漂白された「中断節」と逆接の意味を含む「接続助詞(弱い対比・強い対比)」についてそれぞれ調べた。その結果、「中断節」の機能の理解やその使用の拡がりには学習者に共通した発達段階がみられたものの、JNSの使用に近づく過程や接近の度合いには、学習者の母語による差異がみられ、学習段階が進むにつれ、より日本語母語話者の使用に接近すると量的にいえるのは韓国語母語話者(KNS)のみであった。更に「接続助詞」の使用において量的にJNSと同傾向を示した学習習熟度の高いKNSについて、主節との距離が離れたケド節の使用はみられなかったことから、互いの想定といった言語化されないものの間に矛盾対立関係を認める「弱い対比」のケドの機能を理解することや、その使用をJNSに近づけることは学習者にとって難しいものであることがみてとれた。


<休憩>

■講演
  「第二言語環境における語用論的能力の習得」【3:00~4:00】
 清水崇文(シミズ タカフミ) 上智大学 国際教養学部・大学院外国語学研究科

【要旨】
 語用論的能力の習得には文脈に関する情報を伴ったインプットが必要であるため、教室外でこうしたインプットに晒される機会が多い第二言語環境の方が、そうした機会に乏しい外国語環境よりも有利だと言われている。そのため、語用論的能力は留学さえすれば身につくと安易に考えられがちだが、学習者は留学中に皆同じように語用論的能力を発達させるわけではない。
 本発表では、学習環境の影響に関するこれまでの研究成果に基づいて、語用論的能力の習得と学習環境に関する冒頭の仮説(第二言語環境の優位性)を検証するとともに、第二言語環境での語用論的能力の習得に影響を及ぼす様々な要因を整理し、なぜ留学が語用論的能力の習得にとって「万能薬」ではないのかを考えてみたい。


ご来場お待ちしております。

第78回第2言語習得研究会(関東)の発表者募集

みなさま

次回(第78回)の第2言語習得研究会(関東)の日程をお知らせいたします。同時に、次回の研究会での発表者を募集しております。

第78回第2言語習得研究会(関東)の日程;
次回は2011年6月18日(土)です。
午後1時半(発表者3名の場合)、または2時(発表者2名の場合)からお茶の水女子大学にて予定しております。
詳細につきましては、後日改めてご案内申し上げます。

発表者募集;
発表は、会員・非会員を問いません。
但し、発表希望多数の場合は、会員を優先させていただきます。
発表をご希望の方は下記の項目を記載したものをE-mailで事務局宛にお送りください(5月31日締切)。
こちらから折り返しご連絡いたします。 

(1)発表題目(簡単な内容説明400字以内を添える)
(2)氏名
(3)所属(大学、日本語学校、研究所名など)
(4)職名(非常勤講師、大学院生など)
(5)連絡先(E-mail、電話番号、ありましたらFAX番号)

ご応募、お待ちしております。

第7回SLA読書会のお知らせ

皆さま

ご連絡が遅くなりましたが、SLA読書会を、
以下の予定で開催したいと思います。
なお、私自身が急に、午前中に仕事が入ってしまったため、
今回は開始時間を2時からにさせてください。

会場&ハンドアウト準備の都合上、参加される方は、
大関まで(hoozeki@reitaku-u.ac.jp)
メールでご連絡いただけると助かります。
よろしくお願いいたします。

日時:5月28日(土)14:00~
場所:お茶の水女子大学
   文教育学部1号館1階、多目的室(グローバル教育センター左となり)
   http://www.ocha.ac.jp/access/campusmap_l.html
  (地図4の建物です)

大学へのアクセスマップ
http://www.ocha.ac.jp/common/image/access_map2.jpg

土曜日は、正門(東門)しか開いていませんので、
最寄り駅は丸の内線の茗荷谷駅になります。
有楽町線の護国寺から近い門は開いていませんので、
ご注意ください。
(護国寺駅から正門まで歩くのは、結構遠いです)

Nick Ellisをというリクエストが数人の方からありましたので、
次の論文を読みたいと思っています。

Ellis, N. C. (2006) Cognitive perspectives on second language
acquisition: The associative-cognitive CREED. AILA Review, 19, 100-121.

Doughty & LongのHandbook of SLAに載っている論文(Ellis 2003)が、
かなり詳しくて、とても勉強になると思うのですが、
1回の読書会で扱うにはかなり長いので、
Handbookの論文の簡略バージョンのようなEllis 2006のほうにしました。

論文はNick Ellisのホームページからダウンロードできます。
 ↓
http://web.mac.com/ncellis/Nick_Ellis/Publications.html

2005-2006年の上から2つ目です。
色が変わっていませんが、論文のタイトルをクリックすると
ダウンロードできます。

ちなみに、「長すぎるので」と上に書いた論文は
Ellis, N. C. (2003). Constructions, chunking, and connectionism: The
emergence of second language structure. In C. Doughty & M. H. Long
(Eds.), Handbook of second language acquisition (pp. 33-68). Oxford:
Blackwell.で、
これも同じページから、ダウンロードできます。

では、ご参加お待ちしております。

*なお、電力不足が予想されている今夏ですが、
次々回(7月)は、できるのかどうか、
今のところ、どうしたらいいのだろうか…という様子見状態です。
できるとしたら、暑くならない7月1週目しかないかと思っています。
その次の9月は、涼しくなる最終週末あたりなら開催できるのではと
考えています。

--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*
大関 浩美  Hiromi Ozeki
麗澤大学外国語学部外国語学科 日本語・日本文化専攻
麗澤大学大学院言語教育研究科 日本語教育学専攻
E-mail hoozeki@reitaku-u.ac.jp
TEL 04-7173-3083

第77回第二言語習得研究会(関東)のご案内

会員の皆様
次回第77回第二言語習得研究会をご案内いたします。
………………………………
◆日時; 2011年4月23日(土)午後1時30分からを予定しております(開場は1時となります)。
◆場所; お茶の水女子大学文教2号館302教室
*大学まで;http://www.ocha.ac.jp/common/image/access_map2.jpg 土曜のため、正門(東門)しか開いていません。正門は春日通り沿いですので、最寄り駅は丸の内線の茗荷谷駅になります。
*学内マップ;http://www.ocha.ac.jp/access/campusmap_l.html 正門(東門)から入って一番遠い11番の建物です。
◆研究会参加について:参加への事前予約等はございません。2011年度初回ですので、当日、受付にて年会費(2000円)をお納めいただきますようお願いいたします。
非会員の方も同様にお納めいただき、入会していただきますようお願いいたします。

◆研究発表
1.「韓国語を母語とする日本語学習者の補助動詞テクルの習得
―認知的難易度と母語の影響について―」 【1:30~2:10】
チョナレ(お茶の水女子大学大学院生)
【要旨】 
本研究では、韓国の大学で日本語を学んでいる学習者を対象に質問紙調査を実施し、「認知的難易度」と「韓国語に対応するか否か」の要因が補助動詞テクルの各用法の習得にどのように作用しているのかを調査した。
その結果、(1)認知的難易度よりも韓国語に対応するかどうかがテクルの習得により強い影響を及ぼす、(2)韓国語に対応する用法は日本語習熟度が上がるにつれて習得されていくが、その際には認知的に易しいものの習得が早い、(3)韓国語に対応しない用法の中では、日本語と韓国語で概念が類似している用法の習得の方が容易である、(4)韓国語に対応せず類似の用法もないものは、日本語習熟度が上がっても習得が困難であることが明らかになった。
このように、韓国語を母語とし、JFL環境で日本語を学ぶ教室学習者の場合、テクルの習得には、「認知的難易度」より「母語との対応関係」が強く影響することが窺われ、今まで比較的軽視されてきた「母語の影響」により注目し、第二言語の教授の際にも今まで以上に考慮する必要があるということが示唆された。


2.「日本語における文理解時の格標識・語順手がかり使用
ーモンゴル語・中国語モノリンガル日本語学習者を対象にー」 【2:10~2:50】
白春花(はく しゅんか)東京大学総合文化研究科大学院生
【要旨】
本研究は、類型論の視点から、文理解の手がかり使用におけるモノリンガルの学習者の相違を明確にすることを目的とし、モノリンガルの文理解時の格助詞手がかり及び語順手がかり使用を調べた。研究課題は母語が日本語と類型論的に同じ言語のモノリンガルと、類型論的に異なる言語のモノリンガルでは、日本語の文理解において用いる手がかりが異なるかである。14人のモンゴル語日本語学習者(以下MJ)、15人の中国語日本語学習者(以下CJ)を対象に、一つの動詞、二つの名詞からなる単文をSuperLabによる視覚提示を行い、分散分析をかけた結果は以下のようである。
MJはおもに格助詞に頼っていることが分かった。つまり、類型論的に近い、かつ、母語において強い手がかりが目標言語においても強い手がかりになる場合、その手がかりの転移が起こりやすいことが示唆された。そして、CJは格助詞、語順手がかり両方に頼っていることが確認された。これは、学習者は目標言語に有効な手がかりを目標言語のインプットから、その言語に有効な手がかりを自分の心内で創り上げていることを示唆している。

<休憩>

■講演
  「良い研究・良い研究発表をするために」【3:00~4:00】
 大関 浩美(オオゼキ ヒロミ) 麗澤大学
【要旨】
良い研究発表をするには、まず研究そのものがよくなければならないことはもちろんだが、その上で、その研究の大事な点をしっかりと伝える研究発表にしなければならない。自分の研究について、その研究がなぜ必要なのか、その結果のどこが面白いのか、なぜ重要なのか、これらがきちんと伝わる研究発表にするにはどうしたらいいのだろうか。「良い習得研究」とはどんな研究かということとあわせて考えたい。

ご来場、お待ちしております。

第6回SLA読書会のご案内

皆さま

第二言語習得研究会(関東)からのお知らせです。
毎回お知らせしている読書会ですが、
諸事情により、計画&ご連絡が直前になってしまい、
申し訳ありません。
3月は以下のように行なう予定です。

★これまでと会場が変わりますので、ご注意ください。

会場&ハンドアウト準備の都合上、参加される方は、
メールでご連絡いただけると助かります。
論文が入手しにくい場合も、合わせてご連絡ください。
よろしくお願いいたします。

日時:3月8日(火)13:00~
場所:文教育学部1号館1階、多目的室(グローバル教育センター左となり)
   http://www.ocha.ac.jp/access/campusmap_l.html
  (地図4の建物です)

南門のすぐそばです。平日は南門が開いているので、
そちらから来ると、すぐにわかると思います。

大学へのアクセスマップ
http://www.ocha.ac.jp/common/image/access_map2.jpg

読む論文は、次の論文です。

Gass, S. & Alvarez Torres, M.J. (2005)
Attention when?: An investigation of the ordering effect of input and interaction.
Studies in Second Language Acquisition, 27, 1–31.

前回、せっかくフィードバックの論文を読みましたので、今回はそれに繋がるト ピックとして、インプット、インターアクション、attention、の役割を考える 論文にしました。
「インプット群」「インターアクション群」「インプット→インターアクション 群」「インターアクション→インプット群」という4つの異なるtreatmentを比べ た研究です。
このメールの一番下に、abstractを貼り付けておきます。

では、ご参加をお待ちしております。

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大関 浩美  Hiromi Ozeki
麗澤大学外国語学部外国語学科 日本語・日本文化専攻  
麗澤大学大学院言語教育研究科 日本語教育学専攻
〒277-8686 千葉県柏市光ケ丘2-1-1
E-mail hoozeki@reitaku-u.ac.jp
TEL 04-7173-3083

*********************************
(論文の要旨)

This paper investigates the effects of input and interaction as separate
entities and in combination. We further investigate these effects
as a function of different language areas. One hundred two learners
of L2 Spanish were provided with input on (a) Spanish gender agreement
(noun + adjective), (b) estar + location, and (c) seven vocabulary
items. There were four conditions: (a) material focused solely on
input, (b) material focused solely on interaction, (c) input-focused
material followed by interaction, and (d) interaction-focused material
followed by input. A control group completed a pretest and posttest.
In general, greatest improvement from pretest to posttest for all conditions
was noted for vocabulary. Learners exposed to input and interaction
in combination showed greater improvement than those in
conditions with only input or only interaction. In the two grammatical
areas (gender agreement and estar + location), learners who received
interaction followed by input showed greatest improvement. We consider
issues such as complexity and abstractness to account for the
findings of differential effects on language areas.

第77回第二言語習得研究会(関東)の発表者募集

第77回第2言語習得研究会(関東)の発表者募集

みなさま
次回(第77回)の第2言語習得研究会(関東)の日程をお知らせいたします。同時に、次回の研究会での発表者を募集しております。
第77回第2言語習得研究会(関東)の日程;

次回は2011年4月23日(土)です。
午後1時半(発表者3名の場合)、または2時(発表者2名の場合)からお茶の水女子大学にて予定しております。
詳細につきましては、後日改めてご案内申し上げます。

発表者募集;
発表は、会員・非会員を問いません。
但し、発表希望多数の場合は、会員を優先させていただきます。
発表をご希望の方は下記の項目を記載したものをE-mailで事務局宛にお送りください(3月26日締切)。
こちらから折り返しご連絡いたします。 

(1)発表題目(簡単な内容説明400字以内を添える)
(2)氏名
(3)所属(大学、日本語学校、研究所名など)
(4)職名(非常勤講師、大学院生など)
(5)連絡先(E-mail、電話番号、ありましたらFAX番号)

ご応募、お待ちしております。

第76回第二言語習得研究会(関東)のご案内

会員の皆様
次回第76回第二言語習得研究会(関東)をご案内いたします。

………………………………
◆日時; 2011年2月5日(土)午後2時からを予定しております(開場は13時30分となります)。
◆場所; お茶の水女子大学文教2号館302教室
*大学まで;http://www.ocha.ac.jp/common/image/access_map2.jpg 土曜のため、正門(東門)しか開いていません。正門は春日通り沿いですので、最寄り駅は丸の内線の茗荷谷駅になります。
*学内マップ;http://www.ocha.ac.jp/access/campusmap_l.html 正門(東門)から入って一番遠い11番の建物です。
◆研究会参加について:参加への事前予約等はございません。2010年度(4月以降)初めていらっしゃいます方は、当日、受付にて年会費の半分(1000円)をお納めいただきますようお願いいたします。非会員の方も同様にお納めいただき、入会していただきますようお願いいたします。なお、4月・6月・10月にお越しくださいました方は、既に会費をお支払いいただいておりますので無料となります。

◆研究発表
1「使用基盤モデルの観点からの第一言語・第二言語としての日本語習得研究」【2:00~3:00】
共同発表:グェン・ヴァン・アイン(お茶の水女子大学大学院生)
     加藤直子(お茶の水女子大学大学院生)
【要旨】 
 近年、注目を集めている認知言語学的観点である使用基盤モデルの言語習得理論が、第一言語・第二言語としての日本語習得において有効であることを検証した二つの研究を併せて紹介する。第一言語としての日本語習得に関しては、日本語L1幼児の単一事例研究を、第二言語としての日本語習得に関しては、ベトナム人日本語学習者の横断研究を使用基盤モデルの観点から行ったものである。

2.「中国人日本語学習者のフィラー使用について ―OPIデータを中心に―」【3:10~4:00】
曹鳴泉(そう めいせん)横浜国立大学大学院教育学研究科大学院生
【要旨】
従来学習者におけるフィラー使用については、実証的な研究がほとんど見られない。本発表では、初級の中から超級までの中国人日本語学習者18人のOPIデータを分析対象とし、フィラーの使用実態をレベル別に考察した。その結果、以下のことが明らかになった。
①中国語フィラーは「初級の中」から「中級の中」までの間で大量に使用されているが、「中級の上」からは急に使用されなくなる。
②「えと類」と「あの類」は初級レベルではあまり見られないが、「中級の下」からかなり使われるようになり、「中級の上」からは大量に出てきて、フィラー総数の4割から6割を占めている。ただし、その傾向は「上級の下」までで止まり、「上級の中」からは2割程度で安定している。
③日本語副詞類フィラーにおいて、習得が一番遅いのは「こ類」である。「上級の中」ぐらいにならないと、使用は全然見られない。また、習得が一番早いのは「ま類」と「なんか類」で、「中級の上」からすでに大量に産出され、超級でもかなり使われている。

ご来場お待ちしております。

SLA読書会のご案内

皆さま

麗澤大学の大関です。
11月は読書会を開催できず、すみませんでした。
1月の読書会を1月29日に開催します。
ぜひ、ご参加ください。

会場&ハンドアウト準備の都合上、参加される方は、
メールでご連絡いただけると助かります。
よろしくお願いいたします。


日時:1月29日(土)13:00~
場所:お茶の水女子大学 文教2号館3階302教室

土曜日は、正門(東門)しか開いていませんので、
最寄り駅は丸の内線の茗荷谷駅になります。
有楽町線の護国寺から近い門は開いていませんので、
ご注意ください。
(護国寺駅から正門まで歩くのは、結構遠いです)

アクセスマップ
http://www.ocha.ac.jp/common/image/access_map2.jpg

建物は、こちらのキャンパスマップの11番の建物です。
http://www.ocha.ac.jp/access/campusmap_l.html

読む論文は、次の論文です。
Yang,Y. & Lyster,R.(2010). Effects on form-focused practice and feedback
on Chinese EFL Learners' acquisition of regular and irregular past tense
forms. Studies in Second Language Acquisition , 2010 , 32 , 235- 263 .

Feedbackの研究は今とても盛んで、どんどん新しい論文が出ていますが、
実際の教室に結びつきやすい研究であるだけでなく、
インプット・アウトプット・気づき・意識など、
何が習得を促進するのかという言語習得の本質的なところにも関わるテーマなの
で、理論的であり、かつ実践的なテーマだと感じていて、
私自身もとても関心がある分野です。
(SSLAのこの号自体が、フィードバックの特集号です)

論文が入手しにくい方は、ご相談ください。

また、今週末にはは、第二言語習得研究会全国大会が、
麗澤大学で行われます。
現在、必死に(!)準備をしているところですので、
こちらにもぜひぜひご参加ください。
今年の基調講演は田中茂範先生です。

http://jsl.li.ocha.ac.jp/jasla/

では、読書会&全国大会へのご参加、お待ちしております。

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大関 浩美  Hiromi Ozeki
麗澤大学外国語学部外国語学科 日本語・日本文化専攻  
麗澤大学大学院言語教育研究科 日本語教育学専攻
E-mail hoozeki@reitaku-u.ac.jp
TEL 04-7173-3083